この日の目的地は、吉野川市美郷に残された「八幡さまの大イチョウ」。二人の弟と妹のために１５歳で故郷を離れ、愛知県へ集団就職した三千枝さん。親元を離れる悲しさ…何度も帰りたいと手紙に書いていたそうです。そんな三千枝さんの心を支えてくれていたのが、母校の中枝小・中学校の校庭にある「八幡さまの大イチョウ」。闘病中で故郷に戻れない三千枝さんのために、正平さんは吉野川沿いを走り、山あいにある美郷へ。樹齢８００年の八幡さまの大イチョウは三千枝さんが生まれ育った故郷を、今もしっかりと見守っていました。

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