あの日、そして明日へ

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西城春音ちゃん(さいじょう・はるね/当時6歳)宮城県石巻市

幼稚園の送迎バスに乗っていて、津波に流されて亡くなりました。

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震災から11年を迎えて

母親の江津子(えつこ)さんより

はるちゃんへ

震災から11年の月日が経ちました。
過ぎてしまうと時が経つのは早いものですね。

石巻も色々建物や景色が変わったけども、
あの日、起きた事。雪が降り寒く、そして悲しみや辛さ。
昨日の事の様に思い出されます。

春ちゃんと家族みんなで過ごした日常、公園に行った事、釣りに行った事、
貝拾いや海水浴、スキー場にそりに行った事。入園式や運動会、
おゆうぎ会も家族旅行に行った事、
春ちゃんがママのところに生まれて来てくれた日の事。
何もかも、鮮明に覚えてます。
そのスキーに行く途中に、新しいブーツを春ちゃんに買う予定が、
合うのがなく、買わずにスキー場に行き、履いて行ったブーツが
すぐに濡れてしまい、足が冷たくなってしまいましたね。
パパはブーツを買ってあげなかった事を今でも後悔してますよ。
もっと早く準備してあげれば良かったと、今でも思ってます。
ごめんね。

春ちゃんを抱きしめ、手を繋ぎ、お話しできたのは、短い年月だったけど、
ママの心の中で、春ちゃんはずっと生き続けています。
もう今年で18歳になりますね。
ママの心の中で生き続けてはいるんだけど、なかなか成長は想像出来ずに、
きっと素敵な女性になっているんでしょうね。
素敵な春ちゃんに会いたい

ママより

姉の楓音さんより

はるちゃんへ
元気にしていますか?
もしはるちゃんが生きていたら・・・
そんなことばかり考えてもう11年も経ってしまいました。
本当だったら、一緒に学校に通って、色んな所に行って楽しい思い出を作るはずだったのにね。
私ばっかり大人になっていってごめんね。
たった6年だったけど一緒に過ごせてとても幸せだったよ。
私の妹に生まれてきてくれてありがとう。
もし叶うなら、はるちゃんの笑顔が見たい。
おしゃべりしたい。
一緒におでかけしたいよ。
夢の中でいいから会いに来てね。

かざねより

弟の春汰くんより

はるちゃんへ
この前学校の生活で名前の由来のべんきょうをしました。
春音の春の字をもらい春汰となったと書きました。
春ちゃんは年明の花火は見えましたか?
ぼくは、いれいひの所から花火を見ました。
少し雪がふっていたけど、きれいでした。
もうすこしで春ちゃんの18才のおたん生日です。
ケーキはいつも春ちゃんが大好きないちごがたっぷりのっているタルトのケーキです。
今年もいちごがたっぷりのってるタルトを用いするそうです。
春ちゃんもおいしくたべてね。

春汰より(8才)

震災から10年を迎えて

母親の江津子(えつこ)さんより

春ちゃんへ。

春ちゃん。
どんな春ちゃんになってますか。
背丈はどれくらい?
髪は長い?短い?
どんな洋服が好きかな?
もう16歳。
そして4月には17歳。
素敵な高校生活送っていただろうな。

2021年。
あの時から10年が経ちます。
石巻の景色も少しずつ少しずつ。
そして今はすっかり変わりましたよ。

ママもパパも歳とったし、お姉ちゃんも18歳になったし、靖汰も今年中学生になるし、春汰ももう2年生になるよ。

周りはいっぱい変わっていくけど、ひとつだけ変わらない事は春ちゃんを思う気持ちです。

みんな春ちゃんを思い愛しく思ってますよ。
春汰は夢でしか春ちゃんに会った事ないけど、春ちゃんと似てるところがあり「春ちゃんもそうだったよ」と話すと、嬉しそうに『春ちゃんに似てる?」とよく聞かれます。

みんないつも春ちゃんを思ってるから、春ちゃんは笑顔で元気で、そして楽しく過ごしててくださいね。

いつか春ちゃんに会える日を楽しみに
その日までみんな頑張るからね。

ママより

震災から8年を迎えて

母親の江津子(えつこ)さんより

はるちゃんへ
はるちゃん元気に笑って過ごしてますか。
震災から8年という月日が経ちました。
8年前、すっかり変わり果てた姿の春音を見たときは、声すら出なかった。
真っ黒に焼け焦げてしまった春音を抱きしめると壊れてしまうから、抱きしめてあげる事も出来なかったね。ごめんね。
怖かったね。暗かったね。寒かったね。寂しかったね。熱かったかな。
熱い思いだけはしていないでと今でも思っています。

はるちゃんは幼稚園の先生になるのが夢だったよね。
はるちゃんと一緒にお空に行ったお友達もみんな色んな夢がありました。
ママ達みんなの夢と生きるはずの人生と希望を叶うことなく一生胸にしまい生きて行かなくてはいけない。
でもね。その思いが震災から8年も経ってしまったけど、被災現場周辺に、ようやく慰霊碑という一つの形になりました。ここまで来るのに8年も経ってごめんね。
この慰霊碑にはみんなの名前を詩にしてそれが石碑に刻まれてるよ。

「春の足音が近づいていた頃
 愛する我が子が
 明日をも見れず突然旅立つ
 暗闇さまよう私の心に
 亮光降り注ぎ
 再びあなたと私 結ばれる
 太陽の下で一緒に見た
 梨の花・桜の香り
 懐かしく思い出される
 あなたの笑顔にまた会いたい」

はるちゃんがそしてみんながここに確かに生きてたという証です。
弟の春汰はよく保育所帰りに「はるちゃんに行くと」と言って石碑をなでなでしています。
そしてパパもママも楓音も靖汰もじーちゃんもいつでもはるちゃんの笑顔でいること思いながら生きてるよ。はるちゃんの笑顔にまた会いたい

PS: ばーちゃんには会えましたか。2人で笑って待っててね。

震災から6年を迎えて

母親の江津子(えつこ)さんより

はるちゃん。小学校卒業おめでとう。

はるちゃんの卒業証書は、小学校の校長先生が「卒業の日に・証」として「『やさしく吹くそよ風に 温もりが感じられます 目を閉じて耳を澄ませば 軽やかな春の足音が聞こえてくるようです』この言葉で始まる本校の第44回卒業式式辞 誰もがあなたのことを想うとき その傍らにいて微笑んでくれていたのでしょうね ともに過ごした貞山小学校で あなたの確かな存在を感じます」と、素敵な素敵な心温まる証をいただいて来ました。
パパとママは、卒業式に出席させてもらって、胸がいっぱいになりました。
はるちゃんも一緒に卒業。に繋がっていけたのは、はるちゃんの仲良しのお友達のおかげです。
6年経つ今、はるちゃんのことを大事に大事に思っていてくれている、はるちゃんのお友達。今年の3月11日には、懐かしい写真も持って来てくれて。
お友達の温かい気持ち、うれしいね。うれしいね。ママも嬉しいよ。

そして4月8日。はるちゃん、13歳のお誕生日おめでとう。
そして中学校入学おめでとう。お祝い事がいっぱいですよ。
4月10日、中学校入学式。校長先生は祝辞の中で、命の大切さの話の一部に、本来ならもう1人入学するお友達がいた事、その子はたった6年間しか生きられなかった事、そして天国で同じ気持ちでいる事、その事を心にとめ中学校生活を送ってほしい、とお話してくれたよ。
新入生あいさつでは、はるちゃんの友達が「東日本大震災で同級生が亡くなりました。そのお友達も、天国で自分達と一緒に小学校を卒業し、中学校に入学しました。自分の命も周りの人の命も大切にし、亡くなった友達の分も中学校生活を精一杯過ごしたい」とお話してくれたよ。
ママは入学式でも胸がいっぱいになりました。

ママの周りには素敵な心温かい方がいっぱいいます。はるちゃんが繋ぎ、巡り合わせてくれたご縁だと思い、大切に大事にするからね。
はるちゃんの制服姿。きっと少し大人ぶったりして似合ってたでしょうね。制服姿のはるちゃんを想像しながら、また一緒に中学3年間を過ごそうかな。

はるちゃんの元気な声をママに聞かせて
はるちゃんの元気な笑い声をパパに聞かせて
はるちゃんの元気な姿をみんなに見せに来て
はるちゃんの笑顔をみせて

パパもママも、かざもせいもしゅんも、じーもばーも、はるに会えるの待ってるよ。

会いたい。
ママより

震災から5年半を迎えて

母親の江津子(えつこ)さんより

はるちゃんへ

小学校入学目前だった春ちゃんがもう6年生ですよ。
石巻川開き祭りの鼓笛のパレード。
ママは春ちゃんも一緒にみんなとパレードをしていると想い、パレードしている姿を想い浮かべ、しっかりママの心に刻んできました。
春ちゃんなら何の楽器を選んだかなーと考えたりして、みんなで見に行って来ましたよ。
暑い暑い夏の日でした
夜には大きな大きな花火も上がりました。
春ちゃんもお空の上から見えましたか。
綺麗だったね。来年もまた一緒に見ようね。
ママたちは下から空を。
春ちゃんは上から空を。
きっと上から見る花火の方が綺麗なんだと思いますが、見ている空はいつも一緒です。

今年も、前に春ちゃんと一緒に見に行ったひまわりを見に行って来ましたよ。
背の低い可愛いひまわりが、沢山咲いていましたよ。
春ちゃんと見たひまわりは、背の高いひまわりで、春ちゃんより大きい大きいひまわりだったよね。
今はみんな背の低いひまわりで、春ちゃんも背比べしたら余裕で勝てますよ。
海の見えるひまわりの丘。キラキラの海に空は青く蝉の鳴き声を聞きながら見る満開のひまわり。
6年前に春ちゃんと見た事を思い出しながら、見て来たよ。

花火もひまわりも何でも春ちゃんと一緒に見て、一緒に過ごしてる。
と思ってますが、ごめんね。春ちゃんごめんね。どうしてもママは、春ちゃんがいるのは感じていますが、姿が見えません。
姿が見えたらどんなにいいかといつもいつも思ってます。
春ちゃんいつもいつも会いたいです。

震災から5年を迎えて

母親の江津子さんより

はるちゃんへ

あの日から5年が過ぎました。はるちゃん、お空の上はどうですか。明るい光につつまれていますか。
5年の命日に、一緒に小学校に通うはずのお友達が、今年もはるちゃんにお線香をあげに来てくれたよ。
はるちゃんの5年1組の名札を見て、幼い日にはまだ分からなかった気持ちを日記に書いてくれたよ。

「春音ちゃんは僕たちと同じクラスになるはずでした。春音ちゃんの写真のまえには、貞山小学校5年1組の名札がありました。だから僕はいまでも、同じクラスの仲間だと思っています。
みんながすこしでも春音ちゃんの事を知ってくれればいいなと思います。春音ちゃんはとっても元気で明るい女の子です。だからすぐにみんなとなかよくなっていたと思います」

はるちゃん、良かったね。うれしいね。お友達は、はるちゃんのこと、大事に思ってくれてるよ。
ママもうれしくて、うれしくて、5年1組のお友達にお手紙を書きました。
そして手紙の最後に、「6年生も一緒によろしくお願いします」と書きました。

小学校最後の1年も、みんなと一緒に過ごそうね。
はるちゃん、会いたい。

震災から4年を迎えて

父親の靖之さん、母親の江津子さんより

はるちゃんへ
あの日から4年目の春がきました。はるちゃんはどんな女の子になってるかな-?
身長はいくつ?足のサイズは?髪は長くしてる?
ママは6歳までのはるちゃんの姿しか浮かばず、それ以上想像できないの。ごめんね。
お姉さんになっているんだろうね。もう11歳だもんね。
4月8日。春ちゃんのお誕生日、今年も春ちゃんの大好きないちごのタルトケーキでお祝い。
今年は大忙しで、かざちゃんの中学入学。
2歳だったせいちゃんは、小学校入学でピカピカの1年生ですよ。我が家の3つ目のランドセルです。
はるちゃんも5年生ですよ。お空の上でも、しっかり勉強して、お友達と仲良く楽しい時間を過ごしてね。
それとね。7月でしゅんちゃんが2歳になります。「はるちゃん」と言えるようになりました。
パパとママと楓音と靖汰と春汰とじーちゃん、ばーちゃんにも会いに来てね。毎日、毎日、待ってるよ。

子どもたちからの手紙

姉の楓音(かざね)さん(11)より

はるへ
元気にしていますか?かざも家族のみんなも元気にしています。
震災から約3年半も経ち、かざは、来年中学生になり、せいちゃんは、小学生になります。
3年半すぎるのがとっても早かったような気がします。はるは新しいランドセルで小学校に行くのを楽しみにしていたのにね。
はるのランドセルは、使わないまま、家にかざってあったけど、今では、かざが、はるのランドセルで学校に行っているよ。
でも、かざも、もうすぐ卒業するから、はるのランドセルは使わなくなっちゃうね。
はるが居ないのはさびしいけど、今は、せいちゃんとしゅんちゃんがいるからいつも家はにぎやかだよ。
ずっと、かざたちの事を見守っていてね。
かざより

震災から3年半を迎えて

母親の江津子(えつこ)さんより

はるちゃんへ
はるを亡くしてから3年半。あの時、はるは6歳でしたね。
今、はるはどんな10歳になっているかな~。
今年、弟の靖汰はあの時のはると同じ6歳になったよ。
ますますはるに似てきたような。特におしゃべりなところがね。
だから靖汰にはいつも笑わせられて家族みんなが心救われてます。
はるのお話もいっぱいしてくれるんだよ。
前に、ひまわりの丘に行ったよね。その時に撮った写真を見て靖汰が「ここに行きたい」と言うので、「どーしたの急に」と聞くと「「はるちゃんが行きたい」って」と言われたの。
ひまわり咲いてるといいなーと思いながらはると行った時の様に晴れて暑い日ではなく残念ながら雨でしたが、今年、ひまわりの丘へ行って来ました。
はるが見た背の高いひまわりじゃなくはるに似た背の低い可愛らしいひまわりがいっぱい咲いてました。
パパとママは、はると行った時のことを想い出し泣いたり笑ったり。いっぱい咲いてるひまわりに感動したり大忙し。
その夜、靖汰に「ひまわりの丘はどうでした?」と聞くと「きれいだったね」「はるちゃんも一緒に居たよ」だってさ。それとさ、ママが「はるちゃんにお手紙書くんだけど、靖汰から何かメッセージない?」って言ったら、「あるよ。あるよ。」って「はるちゃん早く生きかえってね」だって。
「そしたら今はセイタにしかはるちゃん見えないけど、かえってくればパパとママもはるちゃんに会えるでしょ」パパとママにはるちゃんを会わせたいんだって。
靖汰は春音の優しさを引き継いで優しい弟に育ってくれてますよ。

はるこれからも、お空の上からみんなのこと見守ってて下さいね。

震災から3年を迎えて

父親の靖之さん(45)と母親の江津子さん(39)より

震災から3年、悲しい気持ち、苦しい気持ち、怒りの気持ちなど、色々な気持ちで過ごした3年間でした。
でも、一番は、春音に会いたい気持ち。
これからもずっと。

はるちゃんへ。
はるちゃん、あの日から3年。
はるちゃんは、楽しい毎日を過ごしてますか?
はるちゃんは、お空の上からパパとママが見えますか?
残念ながら、パパとママには、はるちゃんの姿が見えません。

でもね。
5才になった靖汰(せいた)は、いつもはるちゃんと一緒にいるようで、はるちゃんのお話をよくしてくれます。
おふろも一緒。ゲームも一緒。どこかに行くときも一緒だそうです。
いいなー。

パパとママもはるちゃんに会いたい。
はるちゃん、もうわかってると思いますが、はるちゃんにもう一人弟ができて、4人兄弟になりました。
春音から春の字をもらい、春汰(しゅんた)と名前を付けました。
春汰もはるちゃんの写真を見て、「ウーウー」と言い、ニヤッと笑みを浮かべます。

パパもママも楓音(かざね)も靖汰も春汰も、じーちゃんもばーちゃんも、
はるちゃんのことを思い、毎日過ごしてます。
いつか会える日まで…

父親の靖之さん、母親の江津子さんからのメッセージ

はるねへ
はる 1人にさせてごめんね。
はるはとってもおしゃべりだったからはるちゃんがいなくなってからは 家の中がシーンとなる日がたくさんあったよ。
でも今は、弟の靖汰(せいた)がはるちゃんの分もいっぱいお話ししてくれるの。はるにそっくりなんだよ
パパとママは、それでなんとかたすけられて生きてるよ。まだはるちゃんの所へは行けないけど、ごめんね。
姉の楓音(かざね)と弟の靖汰が大人になるまで待っててね。
天国はどうですか?はるはきっとお友達いっぱいできたんだろうね。
毎日笑って過ごしているんだろうね。
パパもママもはるの笑顔がずっと頭の中に心の中にあるよ。
でもさびしい時はパパもママも、かざもせいも、じーちゃんもばーちゃんも待ってるから会いに来てね。
はる、会いたくて会いたくて仕方ないよ。
パパ、ママより

西城春音ちゃんへのメッセージ・写真を募集しています。

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