第44回日本賞 優秀作品

企画部門 最優秀賞 <放送文化基金賞>
理想郷への手紙
機関名 PS映画製作
国/地域名 ミャンマー
(シエロ・サルヴィオロ)
ミャンマーに住む14歳の尼僧が、教育を受ける権利のために立ち上がりました。困難に直面する彼女を、繊細かつ丁寧に描く感動的で力強いドキュメンタリーです。
心優しくも強い意志を持つ主人公の物語も魅力的ですが、不遇な環境にいる女子たちの教育を受ける権利がどうなっているのか、この企画は問題意識を高め、行動へと気持ちを向かわせます。
教育を受ける権利が、長いあいだ制度的に否定されてきた状況下において、この作品には大きな教育的価値があるだけではありません。社会から取り残された人々が教育を受けられるようにするには、さらなる取り組みが必要だという議論を呼び起こし、関心を集めるという効果も期待できるのです。
(セイン・リャン・トゥン)
放送文化基金賞を受賞できて大変光栄です。国を代表して今回の「日本賞」に参加できたことをとても嬉しく思っています。ファイナリストに選ばれ、そして受賞者の一人になれたことは、私にとって大きな成果であり、貴重な経験となりました。「理想郷への手紙」は、単に尼僧を題材にした作品ではありません。学校に通うべきなのに通えない境遇にいる少女たちを描くものです。さらに重要なのは、女性の権利、健康、安全意識をめぐるミャンマーの民族グループの状況を取り上げていることです。自分の年代におけるアイデンティティを模索する若者、教育を受ける権利のためにあえて戦おうとする若者、彼らすべてに関する作品です。私たちの社会の現状や、私たちのいまの姿を映し出すことになるでしょう。

← 受賞作品(2017)

PAGE TOP