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1931年、ハワイで白人女性が暴行される事件が起きた。容疑者として別件逮捕されたのは地元の5人の有色人種。後に彼らには犯行は行い得なかったとの調査報告が出されるが、「白人への暴行は見過ごせない」とする人種的偏見の中、容疑者の一人は、被害女性の母と夫などによって殺害される。100人にも登る.米国議員や米軍の圧力がハワイ州知事にむけてなされ、結局この私的な報復殺人は超法規的な無罪扱いとなる。
これをきっかけに、ずっとくすぶっていたハワイの住民のアメリカへの反感は一層激化し、アメリカ側の白人優越主義もあらわになってくる。アメリカのいわば‘負の歴史’にしっかり目を向け、当時の人種差別的な体質と社会正義について深く考察を促す番組になっている。 |
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