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「私に話して」は、2004年12月に、エイズについて率直に話し合おうと促す目的で始まったキャンペーン番組である。フォーマットはスタジオ・トークとVTRリポート。子どもたちと、その保護者との対話を促進し、病気についての知識を提供し、エイズの子どもたちに病気との共生の仕方を、健常児に感染から身を守ることを教えている。
この回では、3家族が登場する。ビブ──エイズウィルスに感染した5人の子どもをもつ、38歳の母親。ツィエツィ──親をエイズで亡くし、17歳にして家族の長として弟たちの面倒をみることになった女性。ケリナ──エイズで2人の娘を亡くし、末娘を育てている母親。彼らに必要なもの、それは「対話」であった。
VTRリポートでは、それぞれの家族を取材し、何に悩み、どんな対話を始めたのかを描写する。例えば、ケリナ。「母親は口うるさくなじってばかり」と不満を持つ末娘に対し、「死んだ姉たちと同じ道を歩ませたくない」と強く願う気持ちを表現しようと、対話を試みる。
スタジオでは3家族が一堂に集まって意見を交わし、専門家であるソーシャルワーカーの話も聞き、皆で、エイズの受け止めかた、考え方を深めていく。 |
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