第32回「日本賞」<2005年>優秀番組

最優秀番組紹介 エントリーリスト
番組部門 子ども番組の部
番組名
遊牧民の子どもたち
機関名 レオアーツ・コミュニケーション
国名 インド
★ユニセフ賞受賞作品
 この番組は、都市部に住む子どもたちに、遊牧民の子どもたちのまったく違った暮らしぶりを伝えると同時に、理由もなく犯罪者扱いされてきた遊牧民たちの権利向上をも目的として制作された。
 7才のインドの少女、シュルティちゃんが、初めて遊牧民のこどもたちと交流し、インタビューする。子どもたちは「飛行機に乗ると空で神様にあえるの?」と聞いてきたり、誕生日をたずねると「そんな小さい時のことはわかるわけないでしょ?」と答えたりなど、さまざまな質問が返ってくる。シュルティちゃんにとっては、素朴なカルチャーショックの連続になる。絵を描いても、遊牧民のこどもたちは動物園ではなく、暮らしの中で野山で会った、孔雀など野生の動物の絵を描いている。お互いが、子どもらしい気持ちで言葉を交わす中から、次第に異文化への興味と理解を深めていくのである。
番組名 ポコちゃんII
第201回 ピピとドラゴン
機関名 ハリフアクス・フィルムズ
国名 カナダ
  カナダでジェミニ賞を受賞した、人気のクレイ・アニメーション(粘土で作った人形を1コマ毎に撮影して作るアニメ)の第2シリーズ。ビビや魔法のステッカー本が新しく登場し、ポコとその仲間たちの世界も大きな広がりを見せている。主人公のポコは、魔法をつかって、お城を作ったり、海の中を探検したり、スクーターでレースをしたり、水中でバレエを踊ったり、など、さまざまな楽しいことができる。コメディタッチだが、独特の方法で、未就学児童に、人と仲良くなる態度や方法を教え、感情や情緒の豊かさを育むように構成された番組だ。
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