本文へジャンプ

岐路に立つニッポンの介護現場

2012年05月09日(水)

kaigoshi-0509.jpg
                    徳島市内の介護施設で実習を続けてきたインドネシアの若者たち

 

献身的に介護をする外国人とそんな彼らを笑顔で受けいれる
お年寄りたちの姿。その一方で彼らが帰国していくという現実。
貴重な介護人材として彼らを育ててきた施設側の落胆は大きい。


今回の取材を通して感じたこと、それはこの制度は一体誰のための
制度なのかということだ。国はあくまで制度の目的は介護人材の
確保ではなく経済交流の一環だという姿勢を崩していない。


高齢化に歯止めがかからない中、介護人材をどう確保していくかは
これからの日本社会が決して避けては通れない課題だ。


お年寄りが将来も笑顔で過ごせるように、その介護の担い手を
誰に託すのか、真剣に考えるべき時が来ている。
                             

                                                      NHK徳島放送局 担当記者

コメント

准看護師という資格があるように、勤務態度が良く、適性があると認められ、本人に仕事を続けたい希望があるにもかかわらず、国家資格に合格しない外国人介護士に対し、特例として、合格するまで「准介護福祉士」として、介護福祉士と賃金や権限に差をつけて、合格するまで努力させる機会を与えてみてはどうでしょう。

投稿:青木優志 2012年05月17日(木曜日) 09時47分