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【出演者インタビュー】風間俊介さん「自分のコンプレックスを"笑い"に変えられるのは一番すごいこと」

2016年11月08日(火)

11月14日放送(11月21日再放送)
ブレイクスルーFile.64 
“きつ音”こそ芸の肥やし―落語家 桂文福―
に出演の俳優、風間俊介さんにメッセージをいただきました。


――今回の主人公は、きつ音の落語家・桂文福さんでしたが、お話をされていかがでしたか?

収録前に“きつ音”がある落語家さんという言葉を聞いただけで最高にワクワクしました。
噺家さんって、話すのがメインの仕事なのできつ音という所から、いろんな人が興味を持ってくださるんじゃないかと思いました。その中で師匠にお話いただいた事がとても素敵なお話だったので、素敵な回になったと思います。

――収録では「“笑い”ってすごい!」とおっしゃっていましたが、「笑い」についてどう考えられましたか。

「笑い」って誰かの失敗や欠点で笑いをとることもあると思うんです。最近そこに触れて笑いをとるのは、「いじめ」じゃないかって言われている風潮がある。でも、信頼関係を築いたうえで、そこに優しさや笑顔があれば、それを触れないようにすることの方が僕は寂しいと思うんです。

だから、自分のコンプレックスを「笑い」に変えられるのは一番すごいこと。辛い思いをした人がその困難を乗り越えて、その人の努力の上で「笑い」が成り立っていることを知らないといけないと思うんですよね。そういう意味で言うと、師匠のきつ音を笑えることは、師匠のお人柄と今まで歩んできた道があるからこそ、初めて笑いに出来るもの。だから、いろんな困難やコンプレックスを「笑い」に出来れば一番素敵だし、笑いに出来なかったとしても、それを分かち合える人とその話が出来ればいいなって思います。

 

――スタジオでは、文福さんからたくさんの困難に立ち向かうためのヒントが出たと思いますが、どういう所に注目して見てほしいですか。

何を障害だと思うかは、その人その人で僕は変わると思っています。  
世の中には「普通」というものが存在していて「普通じゃないこと」を「障害」と呼ぶみたい。
でも僕は「障害」って、その人の中で「あーこれうまくいかないや」という壁みたいなものだと思うんですよね。そう考えるとみんな「障害」を持っているでしょ?コンプレックスや「他の人は出来るのに、なんで僕は出来無いんだろう」と思うこと。それとどう付き合っていくのかというお話を今日はたくさん聞かせてもらったので、ぜひ見ていただきたいですね。
最近笑顔が足りないと思っている人にはぜひ。

コメント

ハートネットのような福祉番組は、
こんな障害があるから、
こんな支援して欲しいとか、
もの欲しげ感があったり、
逆に、こんなに頑張ってます!
とか、負けない感があるのですが、
文福さんは、そのどちらも、
見えない人でした。
障害は個性という言葉が大嫌いでしたが、
文福さんの場合、
個性になりえている、と、認めざる得ませんでした。
普通の障害者が戦って無いとは言いませんが、
文福さんの戦いが、食べていく為のもの
生きていく為のもので、
独特の個性になり得たのでは無いでしょうか。

投稿:ゆお 2016年11月15日(火曜日) 02時02分