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【出演者インタビュー】AIさん「人の傷に寄り添う作品にすごく希望を感じました」

2016年06月23日(木)

20160627_a.jpg6月27日放送(7月4日再放送)
ブレイクスルー
File.55 心の傷は、いつか光り輝く
―現代美術家・渡辺篤―
にご出演されたアーティストのAIさんにメッセージをいただきました。


――収録を振り返って、いかがでしたか。

私はあまり現代アートの作品を見たことがないんですけど、妹がアート好きで、妹の友人に現代美術家もいるんです。その人はアートとして、何日も食事をとらないで、最後に自分の髪の毛を剃る、ということを行っていて、不思議だなと思いつつも、そういう過程を含めて作品にしてしまう現代アートに前から興味はあったんですね。だから、今回の渡辺さんの「コンクリートハウスに1週間引きこもって、そこから出てくる」という体験を作品にしてしまうのもすごくおもしろくて、本当に彼だからこそできる表現だと思いました。今引きこもって悩んでいる人とか、心配している家族、友人というのはたくさんいると思うから、彼の話はすごく貴重だし、人の傷に寄り添う作品にはすごく希望を感じました。


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――現代アートのおもしろさも実感しましたか。

そうですね。生肉を使った作品とか、グロテスクなのもあって、いろいろと興味深かったです。人の悩みを書いた板をハンマーで壊して修復するという作品もすごく感動しました。「傷ができたら直せばいいんですよ。くっつければいいんです」という渡辺さんのメッセージもすごくよくて、傷は完全には癒えないかもしれないけど、そう思えるだけで涙がでてきますよね。

――渡辺さんの作品の魅力はどういうところだと思いましたか。

やっぱり彼自身、すごく傷ついて、引きこもって、そこから抜けだした努力の経験があるから、それを元に世の中を見て、作品をつくることができるところが魅力だと思います。どの作品も素晴らしいなと思いました。

コメント

先日の、放送を見れなかったのですが、こちらを拝見し、AIさんのインタビュー読んでいたら、見たくなりました。
キズついてきたからこそ 表現出来る アート
それこそが、彼の傷を癒してくれるものなのですね。
早く再放送見たいですーー

投稿:F.裕子 2016年07月02日(土曜日) 12時37分