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【出演者インタビュー】風間俊介さん「大森靖子さんは一緒に沈んで、一緒に上がれる優しさを持っている」

2014年11月28日(金)

12月1日放送(12月8日再放送)
ブレイクスルー
File.19 
音楽は魔法ではない でも音楽は…―シンガーソングライター 大森靖子―
にご出演された俳優の風間俊介さんにメッセージをいただきました。

 

――第19回の主人公は、既存の「型」をあえて破り、自分を追い込みながら「自由」な表現をする大森靖子さんです。収録はいかがでしたか。

すごく面白かったです。大森さんのファンだという橋本愛さんが言っていた「ひとりで沈みたいときに一緒に沈んでくれる」というのは、僕の中でもすごく大事なことで、「それは傷の舐め合いじゃん」と言う人もいるけど、傷の舐め合いや一緒に沈んでくれる何かが必要なときって絶対にあると思うんですね。「そんなこと言うなよ、前を向いて上にあがるんだよ」というのはその通りなんですけど、そのためには1度沈ませたほうがいい場合もあるから、その時に一緒に沈んで、一緒に上にあがれる優しさを持った方だなと感じました。

 

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――無理にポジティブに変わらなくてもいい場面はありますよね。

そう。ポジティブは大事だと思いますが、それはいつかポジティブになればいいだけの話なんですよ。そして、大森さんの「自分はネガティブなことをやろうとしているわけではない」という話は本当にその通りで、だからこそ彼女は力があると思うんです。心の状態によってはネガティブに映るかもしれませんが、発信者はポジティブなメッセージとして表現している。つらいときに救われるのはそういうものだよねって僕も思います。

 

――「こうでなければいけない」という社会の「型」や暗黙の「ルール」があるというお話については、どのように感じましたか。

ルールは絶対に必要だと思うので、否定するつもりは全くないです。でも、じゃあルール外のものは悪なのかと言ったら、それは違うと思うんですね。誰だってルールにすべて沿って生きてきのたかと問われたら、外れたこともあると思うし、たとえば五角形のパラメーターで言うと、こっちは大丈夫だけれども、こっちはちょっと常識とは違うという部分は絶対に存在すると思うんですよ。だから、ルールをうまく“使って”ほしいと思うんです。ルールは縛られるものではなく利用するものだと思うので、そうあってほしいですね。

 

――今回のブレイクスルーの見どころを教えて下さい。

番組内でも言いましたが、今回のブレイクスルーは「自分とは違う」と感じる人がいてもいいと思うんです。否定をする人も肯定する人もいるというのが正しい自由ですから。自由ってなんだろう?解放ってなんだろう?ということを考えさせられるお話なので、思うがまま、否定してもいいし、救われてもいいという、そんな回だと思います。

コメント

今回も興味深いお話でした。
現代社会の「生き難さ」や「窮屈さ」を
感じつつ、それを表現することで
自身やそれを受け取った人が少し救われる
処方箋のような存在なのかなとも思いました。
私も昔はそういう想いを持っていた筈なのに
いつしか、長いものに巻かれ、
諦めて来たような気がしますので、
こんなふうに生きている彼女たちが眩しく見えました。
また、風間さん、安藤さんの空気感で
大森さんの素顔も垣間見る事が出来た様に感じますし
視聴者にもより伝わる気がします。
毎回、たくさんの元気を頂いているので、
長く続いて欲しいなと思っています。

投稿:エム 2014年12月07日(日曜日) 21時17分