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【出演者インタビュー】風間俊介さん「誰だってできることと、できないことがある」

2014年10月03日(金)

10月6日放送(10月13日再放送)
ブレイクスルー
File15 “自分の壁”をのぼる ―フリークライマー・小林幸一郎―
にご出演された俳優の風間俊介さんにメッセージをいただきました。

 

――第15回の主人公は、視覚障害のあるフリークライマー・小林幸一郎さんです。今回はスタジオを飛び出して小林さんと一緒にフリークライミングに挑戦してもらいましたが、収録の感想を教えて下さい。

いつもと違ってダイナミックな動きがあった収録でしたね。実際にフリークライミングに挑戦してみると、「登る」っていうのは精神的にもすごくいいことだと感じたし、何か困難を抱えている人にも向いているスポーツなんじゃないかと思いました。

僕は体を動かすことがあんまり好きじゃないんですけど、もっとやりたいって思えるくらい楽しかったです。

 

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――小林さんの話を聞くと、これまで気づかなかったことに気づくことができると話していましたが、共演されてどのようなことを感じましたか。

目が見えていないという事実を感じさせないというか、もちろん日常の中で不便なことはたくさんあると思うんですけど、あの壁の前では小林さんが先生で、僕は劣等生なんですよね。

でもそれは普通のことで、僕はできて小林さんにはできないことがあるように、小林さんはできて僕にはできないこともある。

当たり前の話かもしれませんが、相手に障害があるとついそのことを忘れてしまうときがあるんですよね。だから、誰だってできることとできないことがあるし、知っていることと知らないことがあるということに改めて気づくことができるんじゃないかと思います。

 

――今回のブレイクスルーの見どころを教えてください。

障害とどう向き合うかということじゃなくて、人生と向き合う回だと思います。若い方が見たら「今はできないけど、いずれできるかもしれない」って思えるかもしれないし、ご年配の方が見たら「そうそうその通り。できるやつも、できないやつもいる。そういうもんだよな」と感じるかもしれない。「そもそも人生とは」ということを考えることができる内容だと思います。

コメント

いつも拝見させて頂かさせて貰っています。
風間くんがご出演なさるという事で観はじめたのが一つの想いでは有りますが。 一見、偏見をもってしまったり・構えてしまったりーの事も、実は当の方達はとてもオープンでいらしたり・当たり前に過ごされたりしているお姿に、芯の強さを感じ、又、ナビゲーターの方もフラットに接していられるお姿が毎回とても印象的です。
ただ…。うちの母は、60近くになり、突然、原因不明な感じで、ほぼ失明状態になりました。気丈な母ですが、やはり怖さで一杯でいて。『治る見込みもー』との展望も示唆されましたが、根拠は無かったです、原因不明ですので。正直、真面目に・規則正しく・きちんと生活して来た母に、何でそんな理不尽な事が起こるのか。 病院や周りは、何処か『もう年寄りだしー』とよ想いでいるみたいな感じが腑に落ちず、納得いかない。もう、殆ど光が無い状況です。
そういう、突然、原因が判らず、克服の仕方も判らず、気持ちの持って行きようの無い人もいるんです。
そういう方を対象に、心優しい風間くんの 心からの本音がお聞きしてみたいです。 でも、うちの母みたいに、内にこもってしまい、ほぼ身内にしか会いたくなくーという方もきっと多いので、難しいテーマなのでしょうか。
周りは、とても『前向きにー』とか『新しい何かを見付けてー』なんて、申し訳無いながらも、とても言えません。

なので、この番組のご出演の方々は、本当に凄いし、私には眩しいです。

投稿:ゆり 2014年10月17日(金曜日) 11時55分

障害を持っているということは凄い個性だと私自身は思います。障害が自分の心に障壁を作る。その時に自分は自分をどう見るだろう、本音を聞くだろう、それは他人事のように、第三者の傍観のように在りたいと思うのです。私自身、日本では未だ病名の無い患者で、腕が動かず足で車椅子を漕ぐ車椅子利用者で、先天性で、慢性で、進行性でと並べると限が無い自分を表現する言葉の一つひとつに向き合うことは容易ではないですが。ともすれば懊悩や悔しさも紙一重の滑稽な笑いに変わるもすると気が結構あることに、自分にできることが有る、それがやがて私だからできることになれば素晴らしいことはないはずだと。心のどこかでは本当は地震が無いことをひた隠しながら今目の前のこと、に取り組んでいると段々と我が身を忘れ没頭し、何でもできるとは思わないけど、何かができると思います。その希望を消さないまま真剣なゆえに滑稽な、ゆっさんでい続けたい。そう感じて昨日から今日にまた新たに命がつながりました。有り難う。

投稿:ゆっさん 2014年10月12日(日曜日) 01時17分