【出演者インタビュー】沖田×華さん「"つながり"を持っていたほうが、後ろ盾になるし、励みにもなる」
2014年05月24日(土)
5月26日放送(6月2日再放送)
ブレイクスルー
File6 弱点を笑い飛ばす 発達障害の漫画家・沖田×華
ご出演の沖田×華さんにメッセージをいただきました。
《沖田×華さんプロフィール》
漫画家
――収録の感想はいかがですか?
風間さんも安藤さんもあまり構えたりしない人だから、偏見なく話に付き合ってくれて嬉しかったです。私も素を出せました。
――番組では沖田さんの人生を振り返りましたが、改めてどう感じましたか。
恥ずかしかった(笑)。好意的な意見を言ってくれる人はたくさんいたけど、私は共感能力があまりないから、なるべく自分の素が出せるような作品を書き続けていって、それにファンの方がついてくるような形がいいかなと思いました。対人関係については、私は人に気を遣わないからどこまでも迷惑をかけちゃう可能性があるので、自分でも治そうと思っています。
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――番組をご覧になる方にメッセージをお願いします。
発達障害はとにかく自分を客観的に見ることが難しいので、どうしても「自分が、自分が」となってすごく大変な部分があるんです。でも、それを「不幸だ」と思うだけじゃ何も解決しないんですよね。だから、ネットの友だちでもいいし、発達障害の人と関われるオフ会でもいいので、「同じ障害を持つ人はどういう感じで向き合っているのか」という情報交換をどんどんしていってほしいなと思います。たとえその話に共感できなくても、「ひとりぼっちじゃないんだ」ということがわかれば寂しくなくなると思うんですよ。そういう“つながり”をひとつでも持っていたほうが、後ろ盾になるし、励みにもなりますからね。私も何回かオフ会に行きましたけど、すごくためになったし、そこで自分のことを一歩引いて見ることができたんです。
「社会が悪い」と言うのは簡単だけど、せっかく生まれたんだから、「いかに楽をして生きようか」とか、「楽しく人生を過ごそうか」と考えてほしいし、その時に、ネット上のバーチャルな世界でも構わないので、友だちを持っていたほうがいいと思いますね。
――行動に移さなければ変わらないということですか。
そう。こんなに小さな頭で考えてもムダ!ブレーキをかけないで、何でもいいから動こうって思います。動いた結果痛い目に遭っても、それはそれでいろんなことがわかりますからね。悶々と考えるだけじゃ何も解決しないので、それはやめましょうというのは言いたいかな。でも、アスペルガー症候群は“過集中”になりがちで、私もワーカホリックになって体を壊したことがあるので、「休むこともしつつ、一生懸命バタバタしましょう」ということですね。
コメント
×華さんの事をテレビで初めて知りました。
息子が発達障がい(ボーダー)の5歳です。
×華さんがテレビで言っていた、お母様に言われていた
「変なことしないで」「これをしたら恥ずかしい」
ハッとしました。私が息子に対して言っている言葉だったのです。
きっと息子は楽しいからそれをしているのであって、それなのに
私から毎回そんなことを言われ続けていたら、息子の心にどんな気持ちが芽生えていくか。。。
もっと、息子の気持ちを汲み取っていかなければと、思いました。
本当にありがとうございました。
投稿:写真たて 2014年07月08日(火曜日) 22時36分