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【出演者インタビュー】山本シュウさん×大西瞳さん「みんなで知るきっかけを作るのが大切」

2016年12月27日(火)

12月15日放送
WEB連動企画"チエノバ"×バリバラ
んな時どうする!?障害者差別解消法」

バリバラメンバーの山本シュウさんと大西瞳さんに生放送終了後、感想をいただきました!

写真・大西瞳さんと山本シュウさん

《大西瞳さん プロフィール》
パラリンピアン。小さなころからテレビ番組のリポーターにあこがれていた。バリバラでは街角突撃リポートを得意とする。すぐに義足を見せたがる。障害者情報バラエティー番組「バリバラ」に出演中。

《山本シュウさん プロフィール》

ラジオDJ。エイズの知識をふかめる活動「レッド・リボン・ライブ」の総合プロデューサーも務める。おせっかい大好き、自称・男の顔したおばちゃん。障害者情報バラエティー番組「バリバラ」に出演中。



――今回は、バリバラのスタジオを飛び出して、チエノバで「障害者差別解消法」について考えました。そこで、障害者と健常者の間には大きな“ズレ”があることがわかりましたが、いかがでしたか?


 瞳 私からしたら「差別じゃないと思うんだ!」と逆に新鮮でした!それと「みんなは、障害者が困っていることを知らないんだろうな」と感じました。だから、「差別だから悪い」とかじゃなくて、みんなが分からないことだから、どんどん「困っています!」と障害のある人たちから言った方がいいのかなと思いました。

 シュウ :一緒!まず1つは、カキコミを送ってきてくれた人の悩みを聞いてて「あー、まだ、そんな目にあってんのや」、辛かったねと思った。「みんなは、障害のある人が何に困っているのか知らんのやなあ」って。2つ目は、VTRで「差別じゃない」という意見の健常者が多かったのに驚いた。とは言え、僕も『バリバラ』やっていなかったら、「差別じゃない」と言ってたかもね。

 瞳 そうそう!新鮮だった!

――健常者側のカキコミでは「同じ職場にいる障害者のフォローが大変」という悩みもありましたが。

 シュウ : その気持ちは分かるけど、1つだけごっちゃにしたらアカンのは、「障害者の私のことをわかってほしい」という気持ちと「フォローしている私のことをわかってほしい」という気持ちを感情的に、極端に議論するのではなく、冷静に分けて話し合っていくことが大切で、どちらが「正しい」・「正しくないか」でおわったらあかん。

 瞳 私が疑問に思ったのは「危惧している」という文章。結局、話し合わずにフォローをあとからして、もうちょっと本人と話をしていればミスも防げるだろうし、そうすれば、その人も同じ職場の一員として力を発揮して働けるんじゃないかなぁって。医療現場ということで何かが起こってからでは危険なので、先手先手で対策ができたらいいかな。ご本人に障害の認識があるんだから、話しやすいですよね。

 シュウ やっぱり難しい問題だからこそ、みんなで考えるきっかけを作るのが大切。僕だって玉木さんに相談するもん。「これ難しいな、これどう思う?」って言うたらやっぱり玉木さんも「難しいけど、そこは・・・」(モノマネ)って一緒に考えてくれる。会社なんかでもセミナーとかどんどんした方がいいよね!

 瞳 話し合ってね。お互いのために。自分が困るわけだから。私は、障害のカミングアウトの話をする時によく言っているんですが、「会社に入ったら、障害があること、何が出来て、何が出来ないのかを早めに言った方がいい」って。なぜかっていうと自分のためでもあるけれど、相手のためでもあるから。あらかじめ知っていれば工夫できることもあると思う!


 シュウ 
 絶対そう!

 瞳 
ですよね。

 シュウ
 
大変やからこそ、すぐ感情的にならずに、優しい気持ちで話し合っていくことやね!

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