こんにちは。須藤です。
先週、「はまなかあいづTODAY」に初出演しました。
福島県の浜通りにある広野町で
「コーヒー栽培」に挑戦している方についてお伝えしました。
広野町振興公社の中津弘文さん。
町の新しい観光資源を作ろうと「広野産コーヒー」を発案し、
去年から栽培に取り組んでいます。
東日本大震災で大きな被害を受けた広野町。
震災後、町をどうしていけば良いかヒントを得ようと中津さんは全国を視察しました。
その中で「コーヒー豆」に目をつけたそうです。
その理由は、コーヒー豆が産地によって価格が大きく変わることでした。
コーヒー豆の多くは「コーヒーベルト」と呼ばれる赤道付近の地域で栽培されています。
国内では沖縄や小笠原諸島など温暖な場所でしか栽培されないことから希少価値が高く、
小笠原諸島でとれた豆は50グラムで1000円以上と一般的なコーヒーの15倍以上の値段で取引されます。
「寒い東北地方で作ったコーヒー豆なら高い価値がつくはずだ!」
中津さんたちの挑戦は始まりました。
当初、収穫は去年12月の予定でしたが、寒さの影響で2ヶ月遅れています。
それでもコーヒーの木は着実に成長し、緑色だった実が赤く熟し始めました。
この実の中に”種”があり、焙煎すると店でよく見る茶色い豆になります。
「赤い果実は食べると甘いんです!」
甘いということは実が熟していて、コーヒー豆の味が良くなっている証拠です。
この施設では今年の春先から収穫予定です。
中津さんはコーヒーを「広野町の財産」にしたいと考えています。
中津さんは
「日本の気候・風土に合わない植物の栽培にチャレンジすることにより
この地域に求められている心を成し得ていくためにもみずから動かなきゃいけない。
みずから挑戦していくんだという思いを(コーヒーに)託している。
被災地である我々が未来に向かって大きく躍動している姿を内外に情報発信したい。」
と話していました。
この取材を通してコーヒーに興味を持ち、毎朝豆を手でひいて、いれています。
コーヒー店の方によると、ひく時の粗さや注ぐお湯の温度で味が大きく変わるそう。
コーヒーは奥が深いですね。
いつか美味しくいれられるようになりたいです。
投稿時間:17:12