2018年8月27日(月)
出演者:食探料理人 田中佳子さん/食探案内人 豊島実季アナウンサー
今回の食材は、旬を迎えた「ぶどう」。最近、県内のぶどうは、生産量が増え、ブランド化が進んでいます。
福井市のぶどう農家、川上克博さんのハウスを訪ねました。6年前に、趣味で始めたぶどう作りですが、今では、80本の木で15品種のぶどうを育てる立派な農園になりました。中には、粒が細長く、先が尖ったものや房が長いものなど、珍しいものもたくさんありました。多くの品種の中で、川上さんが、最も力を入れているのが、シャインマスカット。ぶどう棚に実る600房のシャインマスカットの粒は、つやがあり、宝石のようでした。このぶどうたちは、“ふくぷる”と呼ばれる県産のブランドです。“ふくぷる”とは、県と生産者団体が4年前に作ったブランド。シャインマスカットや藤稔などの4つの品種で、種なしで、糖度や粒の大きさなどが優れているものが認定されます。甘く、ジューシーな“ふくぷる”の基準を満たす品質のよいぶどうを作るため、川上さんは、ある工夫をしています。それは、箱に木を植えて栽培する方法。こうすると、根が必要以上に伸びず、その分の栄養が果実によく行き渡り、さらに、水や肥料を管理しやすいので、おいしいぶどうを作ることができると話します。川上さんの頑張りには、もう1つ理由があります。それは、遊びに来る孫たちに喜んでもらうこと。孫が喜ぶ顔が川上さんのぶどう作りの励みになっています。
今回は、川上さんが工夫を凝らして育てたぶどうでデザートを作りました。
ぶどうのスイーツマリネ~パスタ仕立て~