淡路島

兵庫県
2017年12月15日 放送

明石海峡を挟んで本州と、鳴門海峡を挟んで四国と接する瀬戸内海最大の島、淡路島。ここは昔から食材に恵まれ、古代から、魚、米、塩、乳製品などを朝廷に献上する『御食国(みけつくに)』の役割を担ってきた。その伝統は、昭和・平成にいたっても天然の鯛を天皇に献上するなど受け継がれている。また、淡路島は"国生み神話"の舞台でもある。古事記や日本書紀によれば、国を創造した伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉諾尊(いざなみのみこと)が日本列島で最初にお生みになったのが淡路島だという。二神が結ばれた場所とされる奇岩があったり、二神が最初に作った「おのころ島」だという場所が島内にいくつもあるなど、各地に"国生み神話"が伝承されている。また南部の離島、沼島(ぬしま)では、初盆の死者の魂を船に乗せて送る慣わしがある。極楽浄土は海のかなたにあると信じられているのだ。数々の伝承や祈りが今も日々の暮らしの中に生きている。自然の恵みを神々に感謝し暮らしてきた淡路島の人々の営みを見つめる。

紹介したトピックス
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旅のとっておき

淡路島を担当した西口です。
淡路島というと、サワラにハモ、たまねぎ、淡路ビーフなど、豊富な食材をイメージしてしまいますが、島独特の文化や風習、さらには古代の神話が今も息づいている奥深い島でした。
淡路島の旬の食べ物を楽しみながら、そんな文化の一端に触れることをオススメします。
中でも、国生み神話の舞台はおもしろいです。続きを読む

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