山あり谷あり神様あり

2013年4月29日 放送

万物に魂が宿るとする日本人の感性は、それぞれの土地で神の姿を見いだしてきた。山に生きるものは山の神の声に耳を傾け、大地を耕すものは田の神に深い祈りを捧げる。無事に収穫できますように、つつがなく暮らしていけますように・・・。
厳しい生活のなかで私たちの祖先が捧げてきた切なる願い。深い祈りは、神を喜ばせる供物・風習・祭りとなり、各地で多彩な芸術・文化を育んだ。
今もそこかしこに感じる八百万の神々の気配。山にも谷にも、苦しい時にはどこにでも。日本人と神との、深くて不思議な結びつきを描く。

●宮古島  年に一度、聖なる泉から姿を現し、人々に福を授ける謎の神
●岩手   幼い頃に、水の神である河童と遊んだという女性
●奥能登  少々荒っぽい方法で無病息災を願う「あばれ祭り」
●高知   四国山地の奥深くで、400年以上伝えられてきた古い民間信仰「いざなぎ流」
●銀座   都会の暮らしにあわせて変容した、ビルの谷間の守り神

紹介したトピックス
掲載までしばらくお待ち下さい。
旅のとっておき

「山あり谷あり神様あり」を担当した小日向です。日本各地の信仰を調べてみて、改めて神様との関わり方は実に様々だと再認識。驚きの連続でした。
さて、普段何気なく足を運ぶ銀座ですが、稲荷神社を意識して歩いてみると、全く違う風景に出会います。普段は足を運ぶことのない路地や百貨店の屋上などなど。今回、時間の関係で紹介することはできませんでしたが、どんなに小さくても、各稲荷神社では例祭が毎年行われています。続きを読む

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