伊勢

三重県
2013年4月5日 放送

1300年を越えて、日本人古来の知恵や美学を守り、豊かな自然に感謝の祈りを捧げてきた伊勢神宮。今も古式にのっとった自給自足が行われ、豊作を祈る四季折々の祭、神々への平穏の祈りなど、祭事は年間1500にも及ぶ。
その地に暮らす伊勢の人々は、古来より恵み豊かな自然の中に神の存在を感じ、感謝を捧げてきた。神の恩恵に預かることを「おかげさま」といい、そのために働くことは名誉あること。神饌のアワビや米を作る人、参宮の街道で店を守る人、夜明けと共にお参りし、常に神宮と共にあるという人々も。
伊勢の人々がいま心待ちにしている「式年遷宮」。20年に1度、社殿や神宝装束いっさいを新しく作り替えるもので、8年かけて進められてきた遷宮行事も、この秋クライマックスを迎える。
番組では、遷宮を目前にした伊勢の地に、年間の様々な祭事と神宮のそばに暮らす人々を訪ね、神が愛した地に残る「日本人が大切にしてきたもの」を見つめる。

旅のとっておき

「伊勢」を担当した岩崎です。
ことしは伊勢神宮の御遷宮イヤーということで10月2日の内宮、5日の外宮の「遷御の儀(せんぎょのぎ)」をクライマックスに、いま伊勢地域全体が熱く盛り上がっています。全国各地から参拝のかたが多く、神宮周辺の駐車場はどこも数十分待ち。周辺道路は、土日祝日を中心に渋滞必至です。時間に余裕のあるスケジュールをご予定ください。続きを読む

ポスター
伊勢
写真:神宮司庁 (新嘗祭、神嘗祭、御塩焼所) 協力:/伊勢神宮/伊勢ええじゃない会 浮世絵:広重 伊勢参宮略図 (出展:国会図書館デジタル化資料)/東海道五十三次ノ内 亀山・関、伊勢音頭、伊勢音頭恋寝刃、伊勢古市踊之図、二見浦 曙の図 (所蔵:かめやま美術館 出展:国立大学法人/三重大学附属図書館)
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