吉野・熊野

奈良県 和歌山県 三重県
2012年4月13日 放送

紀伊半島南部、二百キロに渡り山々が連なる深山幽谷の地「吉野・熊野」。
深い森、巨樹、荘厳な滝、奇岩など、剥き出しの自然が織りなす世界である。そこには、日本を形作った数々の「原初」があるという。女神イザナミノミコトが赴いた黄泉の国とされ、「死と再生の地」と考えられ、今も多くの人が訪れる。山へ籠もって厳しい修行を行うことにより、悟りを得ることを目的とする修験道もここで生まれた。また、古代祭祀の原初の地でもある。お燈祭りでは、千数百人の男が手にした松明が火の竜となり滝のように山を一気に下り、神が降り立ったことに感謝し所願成就を祈念する。名高い吉野の桜には、桜を愛でる日本人の心象の原初が宿る。
今も人々を惹きつけて止まない「原初の地」、吉野・熊野を1年間に渡って取材。
その神秘的な風土を描く。

<オムニバス項目(抜粋)>
●熊野古道をゆく ~浄土へ続く祈りの道、世界有数の多雨が育む深山幽谷、神秘の絶景
●熊野詣は今も ~ブームに火を付けた「小栗判官」伝説を語り継ぐ民宿主人の奮闘
●鬼の末裔夫婦 ~先祖の鬼が役行者に懲らしめられて以来、代々修験者の世話を続ける一家
●お燈祭り ~火竜になる男たちの心意気、新年の聖火と魂の更新
●千三百年前から犬が一匹もいない集落 ~追っ手の犬を殺し、匿った大海人皇子を守った伝説

紹介したトピックス
旅のとっておき

「吉野熊野」を担当した川口です。1年にわたる取材で垣間見えてきた、吉野熊野にまつわる人々の物語。それは1300年以上受け継がれてきた、伝統ある、歴史深い物語でした。1300年間、人々の手によって受け継がれてきた吉野の桜。続きを読む

ポスター
吉野・熊野
[写真]楠本弘児 ※吉野桜は油谷勝海、安禅寺蔵王権現像は金峯山寺 [協力]金峯山寺
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