こんにちは。
エンドロールに名前が載らないスタッフ、助監督の三宅です。
さて、第2話、いかがだったでしょうか?
なんだかんだ、ミホさんのことが大好きなんです、エリコさんは。
なんてったって、97点の高得点を付けるくらいですから(笑)
果たしてこれからも「楽しいふたり暮らし」は続いていくのか…?待て、次回!
と言って終われません、まだこの記事のスペースがたくさん余っているそうです…
今回ミホさんが美味しそうなものをたくさんモグモグしていましたね。
ドラマの中では役者さんが食べる料理を、通称「消えもの」と言います。
“撮影すると消えてなくなってしまう物”をそう呼ぶのですが、スタッフはみんな「お料理=消えもの」と呼ぶことが多いです。
そんな消えものですが、今回ミホさんがモグモグしていたものを挙げてみましょう。
ミホお手製コーヒー牛乳ゼリー、ニラ玉炒め、よもぎまんじゅう、ビール、またニラ玉炒め、そして最後のお手製オレンジゼリー!食べてますねぇ。
特にあの「お手製ゼリー」
紙パックからツルンっと出てきた映像が印象に残っている方も多いのではないでしょうか?
なんと、あのゼリー、実際の美穂さんにレシピを伺って作ったものなんです。
お教えしましょう、そのレシピ!(なにを偉そうにw)
と、言っても難しいものではありません。
まずはお好みのジュースや飲料をご用意ください。
もちろん“紙パックの“ですよ?もう一つ用意するのはゼラチンです。
1:用意したジュースをコップに一杯注ぎます。
2:コップのジュースにゼラチンを入れて、よく混ぜます。
(1リットルの場合25グラム、500mlのパックは12,5g)
3:ゼラチンを入れたら、電子レンジで約1分半過熱します。
(ホットミルクボタンがあればポチっとしてください!)
4:チンしたジュースをもう一度よく混ぜ、ゼラチンをよく溶かします。
そして、紙パックの口を全部開いて、ゼラチンジュースを戻してください。
5:戻したあとは三度マゼマゼ。
そして、口をクリップでふさいで、冷蔵庫で約12時間冷やします。
6:冷やしている間にゼリー制作秘話を。
ドラマで大事なのは「おいしい料理」ではありません。
「美味しそうに見える料理」です。
今回のゼリー、特にミホさんが最初に食べたコーヒー牛乳ゼリーは苦労しました…。
まずスタッフが作ったのはドラマに出てきた500㎖ではなく、
1リットルのコーヒー牛乳で作ってみたら、あらあらあらら…。
スプーンを一さじ入れたとたん、モーゼが海を割ったようにパッカーン。
自重で割れてしまいました。もうツルンと半分こ。こりゃあいかん、撮影できないッ!
そして、もう一つの問題も…。
「あの量のコーヒー牛乳ゼリー、安藤玉恵さん(ミホ役)がひとりで食べきれない…」
(いや、1リットルのコーヒー牛乳を一気飲みするよりもゼリーにして食べる方がしんどいんですよ?)
まず500mlの小さいサイズに変更。そこからコーヒー牛乳の種類、コーヒーの量、
ミルクの量、ゼラチンの量…試行錯誤を繰り返し、ようやく撮影に適した理想のゼリー
が出来上がりました…
(美穂さん、ごめんなさい。せっかくレシピを教えていただいたのに、スタッフオリジナルゼリーになってしまいました…)
そしてそのゼリーをたぁくさん用意して、撮影に臨むのです。。。
7:長々とスタッフの愚痴を聞いていたら、ゼリーが固まったようですね。
ここで、ドラマでミホさんもやっていたように、ハサミで紙パックに切れ込みを入れます。端っこを縦にチョキンと。そうするとゼリーと紙パックの間に隙間ができて、ツルンっと出てきますよ!
お皿に盛り付けて完成です!おなか一杯ゼリーを召し上がれ!
では、次は第3話!どうやら姉妹がオーディションを受けるようです…。
みなさんもゼリーをおなか一杯食べながらご覧ください。
あ、「ハシビロコウのぬいぐるみ」についてはまたどこかで…笑
【原作】「阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし」阿佐ヶ谷姉妹 著
【脚本】ふじきみつ彦
【音楽】髙城晶平(cero)・ 王舟
【語り】きたろう
【出演】木村多江 安藤玉恵 / いしのようこ 中川大輔 楠見 薫 山脇辰哉 / 宇崎竜童 研ナオコ ほか
【制作統括】三鬼一希 櫻井壮一
【プロデューサー】堀内裕介
【演出】津田温子 新田真三 佐藤譲
投稿者:スタッフ | 投稿時間:14:00 | カテゴリ:阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし