BS時代劇「鳴門秘帖」プロデューサーのYです。
BS時代劇「鳴門秘帖」は、毎週金曜20:00~BSプレミアムで放送中です!
原作・吉川英治。主演・山本耕史。幕府転覆計画を記したとされる鳴門秘帖を巡る争奪戦‼!江戸から大阪、そして阿波へ……ロードムービー感覚のスパイアクションと、波乱のラブストーリーが展開されます。是非ご覧ください!!!
第四回はいかがでしたか?
お騒がせなお米、絶対絶命のお綱と万吉を救う我らが弦之丞のカッコよさ!
朝日を背景に走る三人にはシビれました。
これぞ時代劇!!
しかし、万吉さんを殴る孫兵衛は本当にヒドイ奴だと思ったのですが、よくよく考えたら、意外とお人好しですね。怒らせなかったらいいやつなのかな、と思う時もあります。
皆さんはどう思いますか?
さて、劇中に “和蘭(おらんだ)かるた”が登場しました。
語りの松之丞さんが、「“和蘭かるた”とは今でいうトランプと似ている絵取りゲームである。花札が流行る前からあったと言う──」と、説明されています。
劇中、小道具として使用したのは、岡山県津山市にある津山洋学資料館さんの資料を参考に作成したものですが、津山市を中心とする美作地方(岡山県北東部)は、江戸時代後期から明治初期にかけて、宇田川家や箕作家をはじめとした日本の近代化に貢献した優秀な洋学者を輩出したとか。
津山洋学資料館さん発行の『津山洋学(第6集)』によれば、天文年間(1540年代の末期)には日本人が遊んでいたといわれる“かるた”は、ポルトガルから伝わったと考えられており、江戸の鎖国時代になってもその人気は衰えることはなく、“天正歌留多”や“うんすんかるた”と呼ばれて、ずいぶん人気があったとのことです。
資料館に伝わる“和蘭かるた”は、江戸時代最高の化学者と呼ばれる宇田川榕菴(ようあん)が模写したものですが、どう遊んでいたかは不明とのこと。
ちなみに宇田川榕菴は、当時オランダ人が愛飲していたコーヒーのことを漢字で「珈琲」と表した方です。
津山洋学資料館さんご協力ありがとうございました。
もうひとつ話題を。
とっても幻想的な光景です。まるでSF映画のワンシーンのよう。が、これは「鳴門秘帖」の後半に登場する重要なセットです。
いったい何でしょうか?
さて次回……
弦之丞が平賀源内から聞かされる秘帖の秘密とは?!
中山道妻籠宿でお綱と万吉が入り合ったのは、鳴門に関わりのある人物。そしてお綱の過去にも……。
そして千絵の運命は?!
BS時代劇「鳴門秘帖」(連続10回)
毎週金曜20:00~BSプレミアムで放送です。
ぜひご覧ください!!
投稿者:スタッフ | 投稿時間:18:00 | カテゴリ:鳴門秘帖