みなさまこんにちは!番組制作スタッフのヤマダと申します。
今週2/6(金)からスタートします『雲霧仁左衛門2』(連続8回)。
2013年に放送され、大好評を頂いた『雲霧仁左衛門』が帰って来ます。
前作からの続編とはなりますが、今作から初めて見る方でも存分に楽しんで頂ける、
雲霧一党と火付盗賊改の「新たなる戦い」が始まります!
このブログでは、『雲霧仁左衛門2』の魅力を、
製作現場からお伝えしたいと思います。
(ロケ地について:その1「流れ橋」)
撮影は、昨年(2014年)10月、松竹京都撮影所でクランクインしました。
さて、一般にドラマや映画の撮影場所には、
①撮影所のスタジオ内のセット、②撮影所内の屋外(オープン)セット、
そして③撮影所の外に出るロケーション、の3通りがあります。
この中で、場所探しに一番苦労するのが
「ロケーション撮影(通称ロケ)」だと思います。
特に、時代劇は、現代劇のドラマとは違って、
画面の背景にビルや看板、自動車など、現代的な物体が写り込んではいけません。
そこで、スタッフは脚本の内容、そして監督、カメラマンのイメージや
条件をすり合わせます。
そして、撮影予定日に貸して貰えて、現代物が写り込まず、
かつ演出上のイメージに合う場所を探しまわる事になります。
第1回「新たなる戦い」では、「洲崎十万坪」という場所が出てきます。
そこは、物語上、人里離れた、荒涼として広々とした場所になるのですが、
そのイメージにピタリと合うロケ場所はなかなかありません。
そんな中、担当のスタッフが見つけたのが、
京都府の「流れ橋」と呼ばれる橋がある河原です。
この「流れ橋」は、橋げたが橋脚に固定された永久橋ではなく、
全国でも珍しい浮動式の橋げたの橋で、
大雨などの増水時には、橋げたが下流に流れていく構造になっています。
丁度、撮影の時期には、広々とした河原に大雨で流された橋げたが横たわり、
橋脚のみが立っている状態でした。
荒涼として、緊迫した雰囲気の撮影にぴったりの場所ではないでしょうか。
このようなロケーションで撮影された、「洲崎十万坪」のシーン。
そこで、雲霧仁左衛門や安部式部たちがいかなるドラマを繰り広げているのか!?
ご注目下さい。
第1回「新たなる戦い」の放送をお楽しみに!
投稿者:スタッフ | 投稿時間:12:00 | カテゴリ:雲霧仁左衛門2