ページの本文へ

  1. 首都圏ナビ
  2. かながわ情報羅針盤
  3. NHK横浜 いきものがかりスペシャル!!大公開!

NHK横浜 いきものがかりスペシャル!!大公開!

NHK横浜「はまキラ」ゲスト いきものがかり吉岡聖恵さん・水野良樹さんに聞く!小郷知子アナウンサー
  • 2023年12月12日

アナウンサーやキャスターが制作しているラジオ番組「はまキラ」
今回、神奈川出身「いきものがかり」のお二人がゲストに!お二人の地元海老名・厚木のお話や結成秘話から新アルバムや来年12年ぶりに行われる全国ツアーについてなどたっぷりお話を伺いました。

NHK横浜アナウンサー 小郷知子

厚木出身の吉岡聖恵さん!海老名出身の水野良樹さん!

吉岡さんが神奈川県厚木市、そして水野さんが神奈川県海老名市のご出身。市は違うけど、隣接しているので近かったですか?

ややこしいんですけど、クロスするように
厚木出身の吉岡が海老名高校に、海老名出身の水野が厚木高校に通っていたんです。

相模大橋という橋を渡って通学していたので、よく朝すれ違ってましたね。

そんなお二人になじみの深い小田急線の駅では、いきものがかりの曲がホームに
流れています。
海老名駅では「SAKURA」本厚木駅では「YELL」が接近メロディになっているんですよね。

小田急線のことを歌詞に書かせていただいたりとか、
地元でライブをやるときに小田急線の皆さんがすごい支えてくださったりして、
そういうつながりの中でやらせていただいたんですけど、自分が高校生大学生だった時に毎日通ってたホームで自分たちの曲が流れるのはかなり感慨深い。

結構パニック。不思議な感じがする。
私ここにいるよーって思うし、でも恥ずかしいような・・・。

「SAKURA」の歌詞には小田急線も登場します。
「小田急線の窓にことしもさくらがうつる・・・」という歌詞がありますが、
やはり学生時代見ていた景色だったから出てきた歌詞なんでしょうか?

それは情景としてはすごくありますね。
相模大橋という僕らの通学路でよく使ってた橋からちょうど小田急線の鉄橋が
見えるんですね。その向こう側に今工事したりして変わってるんですけど、
当時桜並木があってその風景が青春時代の思い出としてあったんですよね。

実際この橋のところで高校時代クラスメートとみんなでお花見したりして、
通学路から見る桜がすごく印象的でした。
このミュージックビデオも小田急線の富水(とみず)駅で撮ってるんですよ。

いきものがかり結成秘話!

初めは、水野さんが今は脱退した山下さんと2人で路上ライブをしていたんですよね?

当時ゆずさんがデビューされたばかりで、街中にゆずさんのコピーをする男子2人組が多かったんですけど、その中の1組でした。
みんなゆずさんの真似をしていて、みんなモテたいっていう顔をしていたんですよ。それがだんだん恥ずかしくなってきて、地元の駅に男女混合のグループが1組もいなかったので、もっと歌の上手い女の子を真ん中にもってきて、
男女混合のグループでやったら受けるんじゃないかと思って。
同級生の吉岡君の妹が歌が上手いらしいという話を聞きつけて、
お兄さんに紹介してもらって彼女が来たという感じですね。

私も路上ライブやってみたかったんですよ。でも楽器も弾けないですし、
いつも歌ってみたいなって思っていたところにいたので
「入れてください」って言ったら「探してました」っていうことで
タイミングばっちりでしたね。
ある日、練習もしてないのに、路上ライブに飛び入り参加したんです。
帰りの小田急線で「次どうする~?」っていう話を3人でしていて、
すーっと自然な感じでした。

吉岡さんが飛び入りで歌ったのを聴いて水野さんはどう思いました?

何も思わなかったんですよ。(笑)

何か思ってー!

ここから物語が動くんじゃないかとか、いろんなことを思うはずじゃないですか。それが自然だったっていうのがすごかったんじゃないかっていう。
もう最初からメンバーなんですよ。

そうなんですよ。だから「よし!結成しよう!」みたいなくだりが
なかったんですよ。覚えていないんですよ。
それくらい自然でしたね。

地元で路上ライブ!

海老名駅とか本厚木駅相模大野駅とかで、学校帰りに
制服姿のままでやってましたね。クリスマスもやってたし。

約6年くらい路上ライブやってるんですよ。意外と長くやってるんですよ。
学生だったんで、遊びの延長ではあったけど、すごい楽しかったね。

どんなところが楽しい?

お客さんが止まっても止まらなくても楽しいんですよ。

それはすごい!僕はそうは思っていなかったよ。

止まって下さると、こんなにみんな目的があって町に出てるのに
止まってくれるって事はすごく聞いてくれてるんだなっていう
楽しさがあるんですよね。
逆に人がいないと緊張しなくていいし、好きに歌えるなっていう
両方ずっと楽しかったですね。

いろんなことが起こるんですよ。各種酔っぱらいの方とか。
なぜかコラボレーションしてきたり、マイク取られたり、
ボンゴをたたき始めたり、そういうハプニングも含めて楽しかったね。

2人体制初の新アルバム発表へ

結成24年そしてデビュー17年。2年前から2人体制となって新たなスタートを切っています。

それぞれ親にもなって2人の関係性はどうですか?

少しは大人になったのかしら?

大人になった!変わってはいると思うんですけど。
更に大人になってお互い「やっぱり歌ってくれる人がいないと曲を書いても・・・」って思ってるし、「曲を書いてくれる人がいないと歌えないし・・・」ってこう何かいいリスペクトが生まれている。最近よく褒めあってるんです。

吉岡さんは去年出産されて、どうですか?

全国のお母さんそうですけど、前のような睡眠をとることとか
その時間の振り分けとか、本当難しい。
生活も変わったんですけど、そうした中でやっぱりコーティングしてる時とか
ライブやってる時とか歌の時間は自分の時間という感じがするので、
好きなことやれてるなって改めて思っています。

そうした中、新アルバムがいよいよ発表に。「〇」(まる)というタイトル。その思いは?

このアルバムに入ってる曲の中で「ときめき」とか自分を肯定する・受け入れる
というようなメッセージの曲があったので、「肯定」とか「祝福」とか
そういうポジティブなイメージがいいねってなった所から、
スタッフさんが最初そこから導き出して「サークル」って言葉を持ってきてくれて、それを会議で並べた時にリーダーからすっと出てきたよね。

「サークル」って言われて円が浮かんで。
丸い何かこうみんな受け入れる感じするなぁってホワイトボードに〇を
書いてみたら、これじゃね!ってなって。
変に説明的じゃないし、ちょうどいいんじゃないかなって。

肯定って自分に〇をつけるっていう感じがして。でも完璧な〇じゃなくても、
ちょっとへこんでても、ゆがんでても、自分自身だってそんな完璧じゃないし、   OK!みたいな意味で「肯定」っていうのが強く出てるかなと思いますね。

世の中のことについて考えることが多くて、それが多分影響はしてると思うんですけど、何か自分が持ってる物語だったり、自分が生きてることだったり、
肯定的になれたらいいなっていうのはまずあったんですけど。
一方でさらに吉岡が出産したりとか2人とも人生のフェーズが変わってきてるので、自分たちも2人体制になったりとか新しいことが進んでるから
今の自分たちを認めてあげたいなみたいな気持ちがそこら辺がリンクして
そういう曲が増えていったのかなと思いますね。

来年2月から12年ぶりの全国ホールツアー開催!

来年2月から12年ぶりとなる全国ホールツアーが始まります。
2020年に結成20周年のツアーを予定していましたがコロナの感染拡大を受けて
中止にせざるを得ませんでした。

自分たちでも久しぶりなのがびっくりです。
全国回れるってすごく嬉しいこと。今回のホールは距離が近いので
すごく楽しみにしています!

このツアー海老名からスタートします。
今回海老名は海老名市民文化会館なんですけど私成人式を行っております。
長いつきあいです。ありがたいですよね。
毎回地元で何かスタートできるというのはうれしいです。

そして2人体制になってから初めてのツアーにもなりますね?

ピアノとボーカルのスタイルっていうのも2人体制になって初めて
そういう演奏のスタイルもやってるので、
盛り上がりゾーンもあるけど、ストイックな2人体制でやる部分も見せたい
とかは考えていたりします。

最後に・・・

最近の曲から自分たちでも懐かしい10年以上前の曲が聴けて
すごく自分たちもまた頑張ろうという気持ちにさせていただきました。
メッセージもいただいて小5から好きとか、結構そういう風に声かけて頂く事も
多くて、15年好きですとかびっくりしちゃうんですけど、そういう方たちや新しい方にも、これからも新しい曲届けられるように引き続き健康に気をつけて心を込めて作って歌っていきたいと思います。

末永く聞いて頂けてるのが嬉しくて。
更に動いていこうって本当に思っているので、新曲もどんどん作ってますし、
これからのいきものがかりにもお付き合いいただけたら嬉しいなって思いますね。

来年に向けてのメッセージを!

まず健康にツアーを走り切って。
10年以上前のホールツアーからジャンプ力はどうですか?皆さん。
みんなで元気に笑えるように。その先ももう曲作ってるので皆さん楽しみにしててください。元気にいきたいと思います!

制作後記

お二人の掛け合いがなんとも楽しい50分間でした!息ぴったり!!
本番前も後もずっと変わらないお二人のトーク。なんて素敵なの!ととても心地の良い空間でした。
この記事では表現しきれないお二人のあうんの呼吸はぜひ番組を聴いてみてください。
らじるらじるでは放送から1週間。横浜HPでは2か月間配信しています。
番組ではお二人の楽しい会話だけでなく、いきものがかりの楽曲やみなさまから頂いたメッセージなどもたっぷりご紹介しています。
多くのリクエスト、メッセージ本当にありがとうございました!!

  • 小郷知子

    NHK横浜アナウンサー

    小郷知子

    横浜局1年目。

ページトップに戻る