栄養バランスのよさ、適したカロリー。皆さん、日頃の食事でどのくらい意識していますか?
食を通じた健康づくりについて考えてもらうきっかけにしようと、横浜市と地元スーパーが弁当を共同開発しました。どんなお弁当なのでしょう?
こちらが、そのお弁当です。その名も、「ハマの元気ごはん弁当」。横浜市と、県内を中心にスーパーを展開する「相鉄ローゼン」が共同開発しました。ローストチキンに、ロールキャベツ、それに野菜の煮物や焼き野菜など。多くの人に手に取ってもらえるよう、彩りや盛り付け方を工夫したといいます。
行政が弁当を開発というと、ちょっと不思議に聞こえるかもしれません。横浜市は、市民の健康づくりを後押ししようと、健康的な食生活に着目していて、食品事業者や専門家とともに、望ましい食塩やカロリーなどの基準を示すなどしてきました。
栄養バランスと適切なカロリーを両立できることを、市民に体験してもらおうと、この弁当を開発したといいます。野菜は176グラム使われていて、いわゆる「幕の内弁当」の倍以上になっています。
カロリーは536キロと、高齢者や一般的な活動量の女性向けに市が設定した基準に収めたということです。
横浜市 健康推進課
ヘルシーな弁当は、“お腹がすいてしまう”、“おいしくない“というマイナスのイメージを持っている人もいるかもしれませんが、この弁当を通して栄養バランスと食べ応えは両立できることを
実感してほしいです。
販売初日に、ランチとしてこの弁当を食べた山中市長。味にも自信を示しました。
横浜市 山中竹春市長
ボリュームを抑えた弁当を出してほしいという要望が多くあったので、ローゼンと協力して販売することになりました。味付けもすごくおいしく、彩りもよくて、おいしいです。
弁当は11月末まで、横浜市内を中心にした、「そうてつローゼン」の51の店舗で販売されています。