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横浜税関 新税関長の松岡裕之氏が就任会見

  • 2023年07月07日

神奈川や宮城、福島などの地域を管轄する横浜税関の新しい税関長に就任した松岡裕之氏が記者会見しました。

経歴

群馬県出身の57歳。
平成元年に旧・大蔵省に入省。
東京税関の総務部長や名古屋税関の税関長などを務めました。
7月4日に横浜税関の税関長に就任しました。

記者会見

松岡税関長

松岡税関長
横浜税関は大変長い歴史があり、横浜港の開港とともに1859年に設置された。その横浜税関の税関長ということで大変名誉に感じている。税関の使命を実現することが私に与えられた仕事であり、地域の安全安心の確保、地域経済の健全な発展に貢献すべく全力で取り組んでいきたい。
横浜での勤務は初めてだが、東京で生活していたので身近な町だと思っている。また、税関1階の展示室も大変内容が充実しているので多くの方に足を運んでもらいたい。趣味はあまりないが、ことし予定されているラグビーワールドカップの開催を楽しみにしている。

会見で語った3つの使命

松岡税関長

松岡税関長は、会見で、3つの使命について言及しました。

第1の使命
安全安心な社会の実現のために、不正薬物をはじめとする密輸を水際で阻止したい。去年1年間に国内で押収した不正薬物は1100キロあまりで、横浜税関はこのうち、件数で4割を占める。大変重大な問題で、気を引き締めて、適切で厳正な取り締まりの必要があると考えている。薬物だけでなく、偽ブランド品などの問題もあり、適切な通関を図っていきたい。

第2の使命
貿易の円滑化によって経済の活性化に貢献することも重要な役割と考える。貿易協定が各国と結ばれている。RCEPも2022年に発効した。これを含めた貿易協定を利用者に十分に活用してもらいたいが、さまざまなルールがあるので、税関として、相談対応の充実化などに取り組んでいきたい。また、国際物流の活性化や新たなビジネスチャンスの観点で、保税地域の活用も推進したい。

第3の使命
適正かつ公平な関税・消費税の徴収を図っていきたい。令和3年度の税関における関税・消費税の収納額はおよそ11兆円あり、横浜税関でも1兆7500億円だった。いろいろな課題がある中で、業務を適正に行うためには、職員だけでなく、貿易に携わる関係者や事業者との連携やコミュニケーションが大変重要だと考える。情報の適切な開示や情報発信もしていきたい。

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