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スペシャルオリンピックス前にバスケ日本代表選手が表敬訪問

  • 2023年06月05日
スペシャルオリンピックス神奈川チームの選手

知的障害のある選手が参加するスペシャルオリンピックス。その世界大会に出場する、川崎市出身の4人のバスケ選手が川崎市役所を表敬訪問しました。

スペシャルオリンピックスとは?

スペシャルオリンピックスとは、知的障害のあるアスリートたちが出場する大会です。
2023年6月にドイツの首都ベルリンで開催される世界大会は、190の国と地域からおよそ7000人もの選手が出場する世界最大規模の”インクルーシブ・スポーツ・イベント”となっています。

広島開催の国内大会で優勝した時の金メダル

2022年11月に広島で開催された国内大会で神奈川県代表チームが優勝。
川崎市出身の4人の選手が、バスケの日本代表選手に選ばれ、世界大会に出場することになりました。

世界大会に向け選手が意気込み 

表敬訪問

世界大会を前にした5月31日、4人の選手やコーチが川崎市長を表敬訪問。
日本代表チームでキャプテンを務める小林樹梨選手が、国内大会の結果を報告し、世界大会に向けた意気込みを語りました。

バスケ日本代表チームでキャプテンを務める小林樹梨選手

小林樹梨選手
「初めての全国大会で緊張し、決勝戦では思うようなプレーができない場面もありましたが、チームで声を掛け合って、優勝することができました。世界大会でいろいろな国の人と対戦することは緊張しますが、広島の国内大会の反省と経験を生かし、金メダルを目指して思いきりプレーをしたいと思います」

選手を激励する福田市長

福田紀彦市長
「神奈川の代表チームが日本一になったこと、主要メンバーが川崎市出身の選手であることは非常に嬉しいです。また、皆さんが世界大会出場の機会を得られたことを誇りに思います。チームプレーでは声を出してコミュニケーションをとっていくことが大事だと思いますので、日頃の練習の成果を存分に発揮してください」

スペシャルオリンピックスにかける思い

表敬訪問した片江まどか選手、内田夏実選手、加々良春南選手が、大会に向けた思いを語ってくれました。

片江選手

高校1年生の時に、同じ学校の先輩に誘われて練習会に参加したんですが、それが楽しくてスペシャルオリンピックス日本・神奈川のチームに入りました。
今はベーカリーで仕事をしながら、月2、3回のペースで練習会に参加しています。
全国大会で優勝した時は、嬉しい気持ちと驚きの気持ちが両方ありました。
世界大会は、楽しくけがのないように頑張ってきたいと思います。

内田選手

神奈川チームには7年在籍していて、今は仕事と両立しながら、練習があるときは毎回参加しています。
国内大会で優勝した時は、シンプルに嬉しかったです。
世界大会は、けがをせず、体調管理に気をつけて、ベルリンに行くからには優勝を目指して金メダルを取りに行きたいと思います。

加々良選手

私はスーパーで仕事をしながら練習に参加しています。
全国大会は緊張しましたが、最後まで楽しくプレーできたのが良かったです。世界大会では、まずは体調に気をつけて、普段の練習よりもゴールがたくさん入るといいなと思っています。

スペシャルオリンピックスの世界大会は、6月17日から25日までの9日間にわたって開かれます。

  • 鈴木ひとみ

    首都圏局

    鈴木ひとみ

    2023年入局。福島県出身。東日本大震災を経験し、報道の道を志しました。  

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