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横浜FCユース キャプテンに聞く

  • 2023年05月30日

サッカー Jリーグ。
1993年5月15日に開幕し、ことし30周年を迎えました。
これからのJリーグを担うのがクラブチーム傘下のユース世代です。
J1・横浜FCの下部組織、ユースのキャプテンに意気込みを聞きました。

林賢吾(はやし・けんご)キャプテン

和歌山市出身の17歳(身長183cm/体重71kg)。
ポジションはCB(センターバック)です。
横浜FCユースのキャプテンを務めています。

林キャプテン

ーサッカーを始めたきっかけ

お父さんの仕事の都合で、年少から小学1年生まで3年くらいドイツで過ごしたのですが、その時にサッカーを身近に感じたので、現地の日本人のチームに入りました。
デュッセルドルフに住んでいたので、現在、田中碧選手が所属するフォルトゥナ・デュッセルドルフの試合をよく見にいっていました。
バイエルンミュンヘンのマヌエル・ノイアー選手などは、やっぱりすごいなと思いました。

日本とドイツで違いを感じたのは、サッカーそのものというより、ピッチ環境のところで違いを感じました。
日本では、小学生が練習する場合、土のグラウンドでやることが多いのですが、ドイツでは小学校の時から芝生で出来たので、子どもがサッカーを学ぶ環境が恵まれていると思います。

中学1年生から横浜FCの下部組織に入りました。

ーチームの特徴

まず、個性的な選手が多いです。
背は小さいけど速くてうまい選手だったり、キックが特徴的な選手だったり、めちゃくちゃ走る選手だったり。
ポジションに関して言うと、ボランチのところは選手層が厚いというか、うまい選手が多いかなと思います。
そして、チーム全体の特徴としては、「自分たちがボールをつないで主導権を握るサッカー」です。
それを実践するために、パス1個1個についてパスを出す方も受ける方も「どっちの足につけるか」にこだわっています。
また、自分はそんなにうまい方じゃないんですが(苦笑)、人と人との距離感を近くということは意識するようにしています。

ー神奈川県の他のJ1のユースチームの印象

川崎フロンターレは、やっぱり技術が高いです。
ボールを止める・蹴るもそうですし、ドリブル1個1個もうまいなと思います。
横浜F・マリノスは、全員フィジカル的に強く、球際で競った時など特にその強さを感じます。
湘南ベルマーレは、勝ちへの執念というのがすごくあって、マインドの部分でどのチームより強いなと思います。

セットプレーの練習に取り組む林キャプテン(左から2番目)

ー趣味や今ブームになっていること

趣味はマンガを読むことです。
週刊少年ジャンプに連載されているマンガを読むことが多いですが、面白いというだけでなく、最後まで諦めない姿や仲間との友情といった面で学べる部分もあると感じます。
あと睡眠をたくさんとりたいタイプなので、学校がある時はどうしても睡眠時間に限りがありますが、休日の時は12時間くらい寝ています。

いま、チームメートとの間では、スマホゲームを一緒にプレーするのがはやっています。
ゲームの中でチームを作ったり、仲間同士で対決も出来たりするので面白いです。

練習前のミーティングで笑顔を見せる林キャプテン(左から2番目)

ートップチームの憧れの選手 そして将来の夢は

同じセンターバックのンドカ ボニフェイス選手です。
何回かトップチームの練習に参加した時に、ンドカ選手と一緒に組ませてもらったことがあったんですが、その時にすごくアドバイスをしてくれるし、それだけでなく要求もしてくれました。
直接そういった姿を見て頼りがいがあるなと感じました。
技術面においても、相手選手の背中についてディフェンスをする時に、自分はあんまり強くいけないんですけど、そこでガッツリ攻めてボールを奪っているので、対人での強さがあります。

ビルドアップ(※「攻撃を構築する」という意。一般的に、ディフェンダーや守備的ミッドフィルダーが自陣の後方から前方まで主にパスを活用してボールを運んでいくことを指す)の時にも、1発で状況を打開できるプレーをしているので、よく考えているんだなということが伝わってきます。
そういったンドカ選手のようなスキルを見習いつつ、プロサッカー選手になって活躍することが将来の夢です。

ー今シーズンの意気込み、目標

まず、個人としては、ことしからキャプテンになったんですが、自分はあんまり声で引っ張るという感じではないですが、やっぱりそこの部分は頑張って声を出して、体も張って、チームを引っ張っていけたらなと思っています。
そして、チームとしての目標は、ことしからプレミアリーグの中での所属リーグがウエストになっったので、難しい戦いではあるのですが、1位を目指していきたいと思っています。

試合形式の練習中、チームメートに声をかける姿も

ーご自身やチームを支えてくれてる人への思い

修正しなければならない点に自分自身で気付くのが1番なのですが、やっぱり指導者の皆さんが指導して気付かせてくれることで成長することができているので、指導者の皆さんには感謝しています。
また、サポーターの方が試合を見にきてくださってることが、自分たちの励みになっています。
そして、個人的に特に感謝を伝えたいのはやっぱり親です。
朝ご飯、夜ご飯を作ってもらっているのもそうですし、いろいろな面で「サッカーをやる」ということをサポートしてくれているので。
いつも支えていただきありがとうございます。
そうした方々に応えるためにも、個人としてもチームとしてもより成長できるように頑張っていきます。
やるからには1番上を目指していきたいと思っているので、引き続き応援をよろしくお願いします。

  • 関口裕也

    横浜放送局 記者

    関口裕也

    2010年入局。福島局、横浜局、政治部を経て、2022年8月から再び横浜局。横浜市政などを取材。

  • 挽野宏司

    横浜放送局 職員

    挽野宏司

    横浜市出身。神奈川、福島、群馬、札幌での勤務を経験し、横浜放送局は3回目。神奈川県内の魅力とディープな情報を発信すべく、只今奮闘中!

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