サッカー Jリーグ。
1993年5月15日に開幕し、ことし30周年を迎えます。
これからのJリーグを担うクラブチーム傘下のユース世代。
J1・川崎フロンターレの下部組織U-18のキャプテンに意気込みを聞きました。
NHK横浜放送局では神奈川県内にあるJ1のチームのユース世代を徹底取材!
「未来のJリーガー」に迫る記事を順次、お伝えしていきます!
横浜市戸塚区出身の17才(身長183cm/体重80kg)。
ポジションはゴールキーパー(GK)。
2022年、U-17日本代表に選ばれるなど世代を代表する若手有望株です。
いまは川崎フロンターレ U-18のキャプテンを務めています。
小学1年生のときに周りの友達がサッカーをやっていた影響で「横浜ジュニオールSC」でサッカーを始めました。
小学1年生で身長が140センチくらいあって大きかったので、センターバックをやってました。
当時からフロンターレのファンでやっぱりクラブの象徴の中村憲剛さんが好きでした。
その後、中学1年生で川崎フロンターレ下部組織に入団後、ゴールキーパーへ転向しました。
見ている人を魅了する攻撃的なサッカーです。
トップチームの攻撃的なサッカーに魅力を感じてフロンターレに入りましたが、ユースの特徴も同じだと思います。
距離感近くパスをつないでいき、ゴールを目指すサッカーだと思います。
横浜F・マリノスと横浜FCは僕たちと同じ攻撃的なサッカーという印象です。
湘南ベルマーレはとてもハードワークする印象でどれもライバル意識のあるチームです。
憧れの選手は(同じポジションの)チョン ソンリョン選手です。
ここぞという時にチームの危機を救うことのできるゴールキーパーですし、攻撃へのビルドアップもできる僕の理想のゴールキーパーです。
やはりキーパーはシュートストップが1番求められるところだと思います。
そして(守備から攻撃への)ビルドアップというのは自分から始まるので、そこはしっかりと自分からリズムを作ることを意識してます。
自分が安定してプレーできれば、一番いい形で攻撃できると思います。
まだまだ自分が未熟だなと感じるのが、相手との距離感が近くなった時の対応です。
そうした対応が上手なソンリョン選手の技術を盗んでいきたいと思います。
昨シーズンは、プレミア・イースト(高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ)で優勝できましたけど、ファイナルで優勝できませんでした。
ことしファイナルを優勝するために、まずイーストの1試合1試合しっかりと勝利し、イーストで優勝して、最後はファイナルを勝利して笑って終われるようにしたいです。
ユース世代の代表に少し選ばれてる部分はありますけど、そこに一喜一憂せずに向上心を持ってもっと上達していければ、トップ昇格が見えてくると思います。
トップ昇格を果たせるよう、このいい環境で1日1日をしっかり大切にして、練習していきたいと思います。
将来の夢は、ワールドカップに出て日本代表を勝たせる選手になることです。
今の僕のブームは「日向坂46」です。
日向坂46の「青春の馬」という曲がアップテンポな感じで、試合前に聞くと、気分が高揚するというか、いい曲だなと感じています。
試合前にも結構聞いて、モチベーションを上げているのでとてもいいです。
チームメイトも少し気に入っている人がいて、同じ話題で会話も弾みますね。
『諦めるな』という歌詞に元気づけられています。
自分たちは川崎の市民の方や応援してくださるサポーターの代表として戦っているという自覚を持っています。
コーチングスタッフにも恵まれ、この環境でできていることは当たり前ではないですし、皆さんの期待に応えたいです。
遅い時間に送り迎えをしてもらったり、毎日食事を作ってもらったりしているので、家族には感謝の気持ちでいっぱいです。