横浜市みなとみらい地区の小学校で児童たちがオリジナル校歌
- 2023年3月15日
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5年前、10年間の期限付きで開校した横浜市のみなとみらい地区の小学校で、児童たちが校歌を作りました。テーマは、子どもたちがこれまで学んできた「SDGs」です。
MM地区にある10年限定の小学校
横浜市のみなとみらい地区には、自動車メーカーの本社や、化粧品メーカーの研究所など、企業の最先端の施設が集まっています。週末には多くの買い物客や観光客で賑わうみなとみらい地区ですが、大型マンションの建設に伴い児童の数も増加。5年前、地区唯一の公立の小学校として、「みなとみらい本町小学校」が開校しました。10年間の期限付きでした。
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10年間限定の学校ということに加え、この学校のユニークな点はその教育内容です。開校宣言には「持続可能な社会の担い手を育む」と書かれ、学校の教育目標そのものがSDGsにひも付いています。
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子どもたちは、各学年やクラスごとに、学ぶテーマを自分たちで決めて取り組んでいます。
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自分たちの学びを校歌に
現在5年生の児童たちは、この小学校の一期生でもあります。実はこの小学校では、これまでオリジナルの校歌はありませんでした。それまでこの地区の子どもたちが通っていた別の小学校の校歌を歌っていました。
ある日、5年生から「これまで学んできたSDGsについて、歌にして世界に伝えたい」という提案が出されました。それではそれを校歌にしたらどうかと始まったプロジェクト。東京・渋谷区の音楽専門学校の協力を得て、自分たちで作詞、作曲することになりました。
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校歌の内容は?
早速、制作に取り組み始めた5年生。まず全校児童にアンケートを行い、校歌に盛り込みたい言葉や、意味などについて意見を募集しました。そして、集まった声を歌の中に取り込みました。
そして完成した校歌。そこには、SDGsに関するさまざまな言葉やその意味が込められています。1番の歌詞の一部をご紹介します。
てをとりあって ぼくらまえにすすもう
よろこびあふれるあすへ ゴールめざそう
たかい かべを みんなでこえていくのさ
きっとみえるはず いろとりどりのみらい
歌詞には、協力すれば自分たちにも出来ることがあること、SDGsの達成を目指して世界中でチャレンジしていきたいこと、そして人や生き物や、あらゆる生命の未来がきっと見えるといった思いや希望が込められているそうです。
ついに収録へ
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3月14日、5年生の児童およそ70人が音楽室に集まって、レコーティングが行われました。子どもたちは、自分たちで作った校歌を力いっぱい歌いました。
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歌に込めた気持ちが伝わるよう、抑えた声で歌うところ、大きな声で歌うところなど、教員の指導を受けながら、何度も歌い直していました。
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学校全体でSDGsを学んでいるので、SDGsのことを踏まえた新校歌っぽい歌になった。この学校を表しているすごい歌になったと思う
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SDGsを踏まえ、みんなが笑顔になれるようにいろんな人の視点を考えて作った
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SDGsの応援歌として広がってもらいたい
校歌を世界に発信したい
実は、子どもたちの目標は歌を作って終わりではありませんでした。目標は、歌を世界に発信すること。校歌は、学校のホームページなどから地域に発信する予定だということですが、この校歌をどうすればより多くの人に届けられるのか、自分たちで考えて行動していきたいということです。子どもたちの今後の取り組みに、注目したいと思います。