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東急「子鉄」「ママ鉄」「親子鉄」スポットを紹介! 鈴川絢子さんとGO!

  • 2023年11月27日

渋谷と横浜方面をつなぐ「東急東横線」。ことし(2023)3月に相鉄線と相互乗り入れを始めました。ほかにも、東武、西武、東京メトロ、田園調布から日吉までの「目黒線」も走る区間には、都営地下鉄も乗り入れ、さまざまな車両を見たり、乗ったりできるチャンスが!楽しみ方を「ママ鉄」でおなじみ、鈴川絢子さんが田中逸人アナウンサーを案内します。東横線以外のおすすめスポットもご案内。では、出発進行!

さっそく渋谷駅で・・・

鈴川さん

ホームに降りてきました

田中アナ

だいぶ深くまで降りてきましたね

 

旅のスタートは渋谷駅の地下5階の下りホームです。東京メトロ副都心線と東急東横線の連絡駅になっています。早速やってきたのは、相鉄の新型車両です。

 

こちらが相鉄線の車両です。まさにこの東横線との直通運転のために新しく登場しました。

 

きれいな色ですねー。

 

ヨコハマネイビーブルーの車体の色ですよ。

 

渋谷で(相鉄線の)西谷行きが見られるというのがやはりつながったなんだなと。

多摩川を越えて武蔵小杉へ

鈴川さんたちは、東急の車両に乗って出発です。向かったのは、多摩川を渡った、川崎市中原区の武蔵小杉駅です。タワーマンションや商業施設が立ち並び、子供連れも多く利用します。目的地は駅ビルの4階にありました!

 

さあ見てください!展望デッキでございます。

実際には、武蔵小杉駅を通る10種類以上の車両を見ることができます。

デッキを覆うのは、実際に走っていた東急9000系の車体の一部です。無料で楽しむことができます。

ランチは「鉄分」たっぷりの店で

お腹が空いたという2人。お昼ごはんを食べるため、いったん上り列車に乗って東京・目黒区の祐天寺に戻ります。鉄道ファンに人気の店だというのですが…。

 

すごい!私も初めてだから、すごいガッとテンションが上がっちゃいましたけど!すごい!踏切だ!

 

何これ!踏切だ!

 

ことしで創業60年を迎えたカレー店です。店内には、0系新幹線の先頭部分が飾られていました。
国鉄時代の帽子もあります。多くは、お店の先代が集めたものだそうです。鈴川さんも帽子をかぶって思わず「はい、ポーズ!」

店内には昔の東急線の運賃表も。目蒲線(現在の目黒線)奥沢駅のものでしょうか。廃止された「砧線」も掲載されています。目黒線と多摩川線に分かれる前の「目蒲線」も。駅名も多摩川園前(現:多摩川)、二子玉川園(現:二子玉川)、二子新地前(現:二子新地)と懐かしいですね。1977年(昭和52年)12月以前の運賃表と思われます。それにしても次の駅まで30円とは、時代もずいぶん変わりました。

待っていると、「ミニSL」が走ってきました。引かれてやってきたのは、カレーライス。そう、注文した料理は、列車に乗せられてテーブルまで運ばれてきます。鈴川さんが食べたのは、新幹線のお皿に乗ったカレー。子供でも食べやすい鈍行(甘口)です。

ちなみに、このお店、辛さだけでなく、ほかの言葉も徹底して鉄道に寄せています。
例えば…

営業時間 → 運転時間
食券 → 乗車券
鈍行 → 甘口
急行 → 中辛
特急 → 辛口
超特急 → 大辛 など

 

いただきます。おいしい!振動を感じながら、いろいろな景色が頭の中で流れて行ってます!

 

オーナーの内藤章喜さん
「鉄道って日本人独特の郷愁をかきたてる、カレーを食べながらその時間だけでも昭和に帰れるといいますか。懐かしい時代にタイムスリップを体験してもらえると言う空間を目指していますね」

ちょっと寄り道 鈴川さんのおすすめスポット

次の目的地に行くまでにちょっと寄り道。鈴川さんが実際に、2人のお子さんと訪ねたことがあるという場所を教えてもらいました。

◆東横線 東白楽~反町~横浜『東横フラワー緑道』

東白楽駅を降りてすぐのところから始まる「東横フラワー緑道」。東横線が地下化されたことに伴って、長さ1キロメートル余りの跡地が緑道として整備されました。横浜市が管理しています。

さっそく歩道を上がっていくと、横には地下に潜っていく、あるいは地上に出てきた電車を近くで見ることができます。線路をまたぐところでは、上からのぞくことができます。
鈴川さんのお子さんも、大喜び!

さらに歩いていくと、地面にレールの模様が見えてきました。かつてはここを電車が行き交っていたことを想像させます。鈴川さん親子は、3両編成の電車に変身!「ガタンコトンガタンコトン…」
さらに、途中には、地下を走る電車の音が聞こえるスポットも。みなさん、探してみてくださいね!沿道では、住民の皆さんが季節ごとの花などを育てていて、彩りを添えています。

こちらは「高島山トンネル」。もちろんかつてはここを東横線が走っていました。再整備して、人が歩けるようになりました。ただし、トンネルは通行時間が決まっているので、ご注意を!(毎日午前6時~午後9時半)

緑道は横浜駅の手前で終了します。でも、すぐ近くにたくさんの列車が眺められるところが。「青木橋」です。JR、京急の車両がひっきりなしに通る様子が見えます。JRと京急で線路の幅が違うのも一目瞭然!
(2023年11月時点で、橋の耐震補強工事が進められていて、一部、フェンスが張られているところがあります。近寄りすぎたり、線路に身を乗り出したりすることは危険です。安全には十分お気を付けください)

◆目黒線 奥沢駅

次は、田園調布で東横線から分かれる目黒線に寄り道です。おすすめは奥沢駅。目黒方面の改札口を出てすぐのところでは、フェンス越しに駅を出入りする電車を間近で見ることができます。さらに、待避線を通過する電車があるので、ポイントが動く様子もよーく見えます。
線路のつなぎ目を電車が通るときの「ガタンゴトン」の音も思わず口ずさみたくなりますね。

ちょっと歩くと、車庫もあります。目黒線を運行している車両が留置されています。こちらもフェンス越しに多くの車両を見ることができます。鈴川さんが訪れたこの日は、目の前に3両並んでいました。(車庫の周辺は、歩道の間隔が狭いので、十分お気を付けください)

◆池上線 洗足池駅近く
次は、目黒線に乗って、大岡山で大井町線に乗り換えて、さらに旗の台で池上線に乗り換えます。降りたのは「洗足池駅」。駅から歩いてすぐのところにあるのが、こちら!

「都内で一番高さが低い」とされるガード下です。鈴川さん、頭がつかえています…。
ガード下に入ると、まさに、線路を下から見るという不思議な体験ができます。駅が近いため、電車のスピードはゆっくりですが、音も楽しむことができます。(画像の看板にもありますが、線路に入る行為は厳禁です。安全には十分お気を付けください。1つ駅寄りには、車も通れる高さの別のガード下があります)

最後は多摩川駅近くの神社で

さて、再び東横線に戻ってきました。やってきたのは、東横線、目黒線、多摩川線に乗ることができる「多摩川駅」から歩いて2分のところにある多摩川浅間神社です。およそ800年前の創建と伝わっています。境内にある見晴台に行きました。 

 

右手見てください。

 

線路があった!これはすごい。特等席ですね。

 

大パノラマの鉄道ビュー!さらにこの日は、夕焼けに浮かぶ富士山もきれいに見ることができました。

鈴川絢子さん
「東急東横線に乗って、いろいろ見て、食べて、お店もめぐって、鉄道と沿線の街がもっともっと好きになるような『鉄道さんぽ』ができたんじゃないかなと思います」

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