埼玉 本庄市のご当地グルメ「ナピラ」とは？ 手軽に作れるレシピも掲載

 

ご当地グルメ「ナピラ」って？

本庄市内を走っていると、不思議な看板に出会いました。

「ナピラ出没注意？」

ナピラとは、いったいなんなのか。
実は、この地域に昔から伝わっていた納豆・ピザ・ライスの略語です

本庄で生まれたご当地グルメ「ナピラ」！
一見グラタンのように見えますが、チーズの下には、納豆がたっぷり。

どんな味なのか、さっそくいただきました。

どんな料理にもアレンジ可能！

40年ほど前、本庄市を中心とする埼玉県北部の喫茶店で人気をはくしていたナピラ。
もともとは、まかない料理だったものがお店で人気のメニューになりました。

しかし、昔ながらの喫茶店が減るとともに、食べられるお店が減ってしまったそうなんです。

納豆、ピザに使われるチーズ、ライスがあれば、ナピラ。だから、どんな料理にもアレンジできるのです。

「懐かしいナピラを復活させたい」

市内の様々なお店がオリジナルナピラを開発しました。

地元本庄産のネギをたっぷり使ったナピラに、お好み焼き、さらには餃子まで。

それぞれの店が工夫を凝らしたナピラを食べることができます。
普段ナピラを出していないお店でも、現在は30件ほどのお店でナピラを楽しむことができます。

お笑い芸人や高校生たちも㏚

ナピラをPRするため様々な人が参加しています。

本庄市出身のお笑い芸人アンゴラ村長さんも、ナピラを絶賛しています。 

さらに高校生たちも。

地元の早稲田大学本庄高等学院の映画部の生徒たちが立ち上がりました。
若い感性を生かして、ナピラのPR動画の制作に乗り出しました。

女の子とナピラの物語。ナピラを妖精に見立てたもの。それにナピラソングまで。
制作期間は4か月、全部で5つの作品ができあがりました。

動画は、11月の文化祭（稲稜祭）でお披露目され、その後多くの方に見てもらえるよう考えていくそうです。

「ナピラに恋して委員会」結成！

このナピラを盛り上げているのは、8年ほど前からナピラを広める活動をしている地元商工会議所青年部とそのOBのみなさん。今年新たに委員会を結成しました。

その名も「ナピラに恋して委員会」

この日は、市内で行われるイベントに向けて「焼きおにぎり型ナピラ」の準備をしていました。

当日、「焼きおにぎり型ナピラ」のお店は大人気。用意した180個のナピラは、次々に売れていきました。

世代や住む地域によっては、ナピラをまだ知らない人がいます。

青年部では、いろいろなナピラを味わってほしいと、「スタンプラリー」も行っています。
スタンプをためると、賞品が当たります。
スタンプラリーは、来年1月31日まで行われています。

40年前お店のまかないとしてはじまったナピラが、今、地域愛とともに広がり、次の世代にも受け継がれていきます。

委員会オリジナルのナピラレシピ

「本庄市商工会議所青年部（ナピラに恋して委員会）オリジナル ナピラレシピ」は、こちらです。