師走に入り、気がかりなのが「大掃除」ではありませんか?
終わらせようと頑張ると、もうヘトヘト…なんていうことも。
そんなあなたへ!
たった10分!毎日コツコツ続けるだけで家をきれいにする方法を、“お片づけ習慣化コンサルタント”の西崎彩智さんに教えてもらいました。
キーワードは「曜日別ルーティン」。ふだんの掃除にも活用できますよ!
西崎彩智さんは、掃除や片付けに苦手意識がある人の相談に乗り、これまで1万人以上に、やる気にさせる方法を伝えてきました。
大掃除を前向きに捉えて、効率よくやり遂げるための方法を教えてもらいました。
大掃除と聞くと気が重くなるんです。リビング、ダイニング、キッチン、たくさんあるので、どこから手をつけたらいいのか、わからなくなります。
大掃除は、とにかくやることが多いですよね。場所もやる内容もさまざまですから、一気にやろうとすると混乱するので、計画的に進めたいところ。
このカレンダーを使っていきましょう。掃除するエリアを曜日ごとに決めてあるんです。
★お掃除をする場所★
月)「月」は、高いところで光り輝いているので…照明器具や高い場所
火)「火」はキッチンで使うので…キッチン全体
水)「水」がある場所といえば…お風呂場、洗面所、トイレ
木)「木」でできているものといえば…床、タンス、クローゼット
金)「お金」に関わるところとは…財布やかばんの中
土)「土」があるエリアは…庭、ベランダ、窓、玄関
日)お休み!または、やり残した所に取り組むのでもOK
曜日ごとに場所をルーティン化してお掃除をすると、おうちの中全体が網羅できるんですよ。
10分間、時間を計ってやっていきますよ!
上村さんは、照明器具とクーラーの上、カーテンレールなど高いところを探して、どんどん進めてください。
10分、集中ですね!
何か所も掃除ができて、達成感があります。
時間が制限されているので、集中して頑張れます。高いところというポイントが一つあるだけで、明確に掃除する場所がわかるので、迷わない!
キッチンは、食器、調理器具、食材など、ものが増えやすい場所。
そこで、片づけ・掃除がしやすいよう、1週目、2週目、3週目と、テーマを決めて行うのがポイントになります。
【1週目】:不用品を出す
1週目は、不用品を出します。ものがあふれた状態だと、掃除をするために物をどけ、捨てて…という作業が発生。捨てながら掃除をするのは効率が悪いので、1週目は不用品を出すことに集中します。不用品かどうかの判断基準は、ことし1年使ったかどうかを目安にするといいですよ。
★フタがない保存容器…本当に使っていますか?
★多すぎるスプーンやフォーク…おうちに、最大何人お客さんが入れますか?来客はありますか?
考えて減らすといいでしょう。
★重たくて使いづらい鍋や焦げ付いたフライパン…お鍋が重たいと感じたり、家族の人数が変わってきて大きいお鍋が必要なくなったり。本当にそれ、使っていますか?
【2週目】:整理整頓をする
2週目、整理整頓がテーマです。不要品がなくなり、必要なものしかない状態になっているので、整理しやすいです。
★保存容器は、大きな入れ物にまとめると取り出しやすく戻しやすくなります。
★引き出しは、ワンボックス・ワンアイテムに。1か所に1種類のものだけをしまうとよいでしょう。
【3週目】:拭き掃除
3週目、やっとお掃除へ。整理された棚の中は、雑巾をかけるために物をどける作業が楽になっています。拭くことだけに集中できるので、効率的です。
【4週目】:換気扇・コンロの大物
ずっと気になっていた、この場所!
キッチン全体がすっきりした状態で臨むと、やる気が出てきます。
どこを掃除するのか?何をするのか?明確にして、迷わず進めてみてくだい。毎日10分を積み重ねて、おうちをきれいにしてみてくださいね。