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野菜ソムリエプロAtsushiさんがレシピ伝授 冷たい夏野菜スープで夏を乗り切る!

  • 2023年7月14日

夏バテ気味で食欲がない…という人も多いのでは? 
そこで、冷たくて栄養満点のスープはいかがでしょうか。旬の夏野菜にある食材をプラスすると、栄養もうまみもアップ!野菜ソムリエプロのAtsushiさんが数あるレパートリーの中からとっておきレシピを教えてくれました。組み合わせる食材にご注目ください!

スープのアイデアは500種類以上 Atsushiさん

教えてくれたのは、野菜ソムリエプロのAtsushiさん。
体の中から美しく健康になる、をモットーにレシピを考案するライフスタイルプロデューサーです。

簡単に、栄養もきちんととれるようにと作ったスープのレパートリーは、500種類以上。
今回は、夏野菜をたっぷり使った、冷たくて栄養満点のレシピを紹介してくれました。

冷たい夏野菜スープ ポイントは食材の組み合わせ

Atsushiさん

スープには夏野菜をたっぷり使いますが、そこに合わせるのが、たんぱく質の食材です。
うまみが増しておいしくなるのはもちろんですが、注目するのは栄養素。
たんぱく質は、肌、髪、臓器などを作るのに大切。食欲がなくなるとたんぱく質を取る量も減ってしまうので、冷たいスープにすれば取り入れやすいですよね。

パプリカとトマト~赤の冷製ポタージュスープ~

<材料>(1人分)
赤パプリカ・・・1/2個 
ミニトマト・・・5個
クリームチーズ ・・・50g
コンソメ(顆粒)・・・小さじ2
無調整豆乳・・・150ml
アーモンド・・・10粒
氷・・・少々
オリーブオイル・・・小さじ1

<作り方>
(1) パプリカは、種をつけたまま1/2に切る。ミニトマトはへたをとる。
(2)すべての食材をミキサーに入れ、なめらかになるまで、かくはんする。
(3)  器に盛り、 オリーブオイルを上からかける。お好みでパセリやディルなど緑のハーブを飾る。

 

組み合わせるたんぱく質の食材は、豆乳、クリームチーズ、アーモンド。うまみを掛け合わせることがねらいなんです。コンソメのイノシン酸と、クリームチーズ、トマトのグルタミン酸が合わさると、ぐっとおいしくなるんですよ。

上村
リポーター

冷たくておいしい~。トマトの酸味、クリームチーズの旨味と、アーモンドのコクのバランス! 
これなら食欲がなくてもごくごく飲めちゃいます。

ズッキーニーと枝豆 ~緑の冷製ポタージュスープ~

<材料>(1人分)
ズッキーニ・・・1/2本(50g)
むき枝豆(茹でる)・・・40g
クリームチーズ ・・・50g
無糖ヨーグルト・・・30g
くるみ(お好きなナッツ類)・・・10粒
顆粒コンソメ・・・小さじ2
無調整豆乳・・・150ml
氷・・・少々
オリーブオイル・・・小さじ1

<作り方>
(1)ズッキーニは半分にカットし、枝豆は茹でてさやから出しておく。
(2)すべての食材をミキサーに入れ、なめらかになるまでかくはんする。
(3)器に盛り、 オリーブオイルをたらしたら枝豆を飾る。

 

たんぱく質の食材は、赤色のスープと同じ。さらに「ヨーグルト」を加えるのが、このスープのポイントなんです。酸味が加わって食欲が増しますよ。熱に弱いヨーグルトの乳酸菌も、冷製スープならしっかりとれますよね。

 

ヨーグルトの酸味が効いていて、飲みやすい!生のズッキーニがほのかにかおって、一層さわやかな味わいになりますね。くるみの香ばしさも後からきました。3段階で違う味わいがきますね。

らっきょうが決め手!? 夏野菜のサルサ風 冷製スープ

<材料>(1人分)
ミニトマト・・・6個
きゅうり・・・1/2本
ピーマン・・・1個
玉ねぎ(小)・・・1/4個(40g)
らっきょう(甘酢づけ)・・・6粒
しらす・・・20g
塩こうじ・・・小さじ2
オリーブオイル・・・小さじ1
水・・・50ml
塩・・・少々
ブラックペッパー・・・適量

<作り方>
(1)すべての野菜を粗みじん切りにする。
(2)ボウルに(1)と調味料 、水 を加え和える。
(3)冷蔵庫で15 分ほど冷やすと、野菜から水分が出てスープ状になる。
(4) 器に盛り、しらすをのせたら完成。

 

このスープのポイントは、「らっきょうの甘酢漬け」を使うこと。 冷たくても温かくても、らっきょうを刻んで入れると、とってもおいしくなるんですよ。らっきょうは、食物繊維たっぷり。オリゴ糖も含まれるので、腸の働きが良くなる効果あり。良質なタンパク質のしらすは、スープの味と調和すると思いますよ。

 

らっきょう甘酢漬けの風味と酸味が、しらすに合う! 食べごたえもアップする感じがしますね。

 

Atsushiさん
食材からどんな栄養効果が期待できるかというと・・・
●パプリカ、ズッキーニにはβカロテン トマトにはリコピン、枝豆にはイソフラボン、これら全てに含まれるビタミンCといった抗酸化成分は、紫外線を浴びるこの時期過剰になる「活性酸素」を除去する効果が期待できます。
●クリームチーズやヨーグルトは発酵食品なので、食物繊維が豊富な夏野菜とナッツ類と合わせることで腸活になりますよ。
●豆乳は、たんぱく質が豊富。低糖質、低脂質の食材です。

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