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アサリの砂抜きは塩水の「量」がカギ!冷凍保存でうまみキープ

  • 2022年5月12日

海の幸を存分に味わう方法を“魚の伝道士”上田勝彦さんに教わるシリーズ。
今回はいまが旬のアサリ!失敗しがちな砂抜きは「塩水の量」がポイント。余ったアサリは冷凍保存でおいしさをキープ。濃厚なうまみを生かしたウエカツ流レシピと一緒にご紹介します!

アサリが面白いほど砂を吐く!? 砂抜きのポイントは塩水の量!

ウエカツ
さん

アサリは、満潮のときより干潮のときの方が、たくさん動いて呼吸する。
だから塩水を少なめにすると、たくさん砂を吐いてくれるよ!

 

ポイント!塩水はアサリが半分つかる程度

<砂抜きの方法>
(1)塩水を作る
※濃度は海水(3%)よりもやや薄い2.5%がおすすめ。水1リットルに対して塩25gが目安
(2)アサリをバットに広げる(重ねない)
(3)塩水をアサリが半分つかる程度に入れる
(4)バットにフタをし、暗くして静かなところに2時間以上おいておく
※フタは別のバットなどを利用。新聞紙でもOK

アサリとにんにくでうまみたっぷり!『アサリのスパゲッティ』

 

砂抜きができたらいよいよ料理!
アサリは、高温でさっと炒めると、身がふっくらしておいしいよ!

<材料>※分量はお好みです
・アサリ
・スパゲッティ
・にんにく
・パセリ
・レモン
・オリーブ油
・赤とうがらし
・白ワイン
・塩
・黒こしょう
・うす口しょうゆ

<作り方>
(1)オリーブ油でにんにくを炒め、香りが出てきたら、赤とうがらしとアサリを入れてふたをする
(2)アサリの口が開いたら、塩コショウで味をととのえる
(3)(2)に固めにゆでたスパゲッティを絡め、火を止めて1分ほど蒸す
(4)細かく刻んだパセリを入れてレモンをしぼり、うす口しょうゆで味をととのえて完成

上村
リポーター

アサリのだしがよくきいていておいしい!身もふっくらしていて食べ応えがありますね。

 

産卵前の春の時期は、特に身がふっくらしていておいしい!
最後にレモンをしぼることで味がしまり、アサリのうまさがより引き立つよ。

余ったアサリを冷凍保存 うまみアップの方法とは!?

 

砂抜きをした後、ざるにあけてそのまま2~3時間おく。こうすることで、アサリのうまみがぐっと増すよ!

<冷凍保存方法>
(1) 砂抜きをしたアサリを水洗いし、ざるにあけて2~3時間おく
(2)アサリの口が開いてきたら、ジッパー付きポリ袋に入れて冷凍する
※空気をしっかり抜いて保存

 

砂抜きをした後、しっかり空気を抜いて冷凍すれば、3か月はおいしいまま保存できるよ!

だしが出やすい冷凍アサリで!『深川ぶっかけ飯』

 

今回は、冷凍アサリで深川ぶっかけ飯を作るよ!
冷凍したアサリは細胞が壊れているのでだしが出やすく、みそ汁にぴったり!

<材料>※分量はお好みです
・冷凍アサリ
・油揚げ
・長ねぎ
・昆布
・みそ
・しょうゆ
・粉ざんしょう
・七味唐辛子
・ご飯

<作り方>
(1)冷凍アサリをさっと水洗いする
(2)鍋に水を入れて強火にし、食べやすい大きさに切った油揚げを入れる
(3)沸騰してきたら、みそを少なめに入れて溶く
(4)再び沸騰したら、アサリを入れる
(5)アサリの口が開く前に、刻んだ長ねぎを入れる
(6)昆布を入れてしょうゆで味をととのえ、アサリの口が開いたら火をとめる
(7)ご飯に(6)をかければ完成
※お好みで、粉ざんしょうや七味唐辛子と一緒にどうぞ!

 

冷凍アサリはだしが出やすいので、みそを入れて沸騰した後にアサリを入れる!
生のアサリを使う場合は、水と一緒に入れてね!

 

アサリのうまみがしみ込んだご飯は、いくらでも食べられそう!
粉ざんしょうをかけて食べるのもオススメです!

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