コロナ禍でさまざまなストレスを抱える今、スイーツを食べて心を癒したり幸せを感じたりするのも大事なひとときですよね。
しかし気になるのが糖質やカロリー。その悩みをアスリートが解決してくれます。現役Jリーガーながらスイーツを愛してやまないこの方に、健康的でヘルシーなスイーツの作り方を聞きました!
林選手:僕のスイーツ愛を、是非ご覧になってください!!
JリーグFC東京の林彰洋選手はプロサッカー選手歴13年。195センチの長身を生かしたベテランのゴールキーパー。そんな林選手の趣味はスイーツづくり!さまざまなレシピに挑戦しチームメイトやスタッフにふるまっているそう。もちろん、その腕前は仲間からも太鼓判を押されるほどなんだとか。
びっくりするほどおいしい!まがい物じゃないぞ!
そんな林選手がいま注目しているのが…豆乳で作る台湾スイーツ“豆花(トウファ)”。
ここ数年、日本でも専門店が増え、高たんぱく低カロリーのヘルシースイーツとしても話題になっています。
アスリートとしてカロリーや脂質を気にしている林選手ですが、さまざまなスイーツを作りながら模索を続け探し当てたのが豆花(トウファ)でした。
土台となる豆花の材料は、豆乳、にがり、コーンスターチ。
●豆花
<材料(3人分)>
・豆乳(成分無調整)…カップ1・1/2
・にがり…小さじ1・1/2
・コーンスターチ…小さじ1
<作り方>
(1)にがりとコンスターチを最初にまぜておき、ここに豆乳を混ぜ合わせます。
(2)耐熱容器に入れ、アルミホイルでふたをしてフライパンに並べます。
(3)器の高さの半分くらいまで熱湯を注ぎ、ふたをして加熱します。沸騰したら弱火で12分。12分経ったら火を止めて、5分間余熱で蒸らします。
※水でもOKですが、熱湯を注ぐと時短になります
作り方のポイントは火加減。
沸騰しすぎると「す」ができてしまうので、ふつふつ程度の弱火で加熱して下さい。
このままでは甘くないので、トッピングにもアスリートならではのこだわりが。
使うのは、いちじく・柿・ぶどう・さつまいもなど旬の食材です。
●トッピング
<材料(3人分)>
・さつまいも…50g
・砂糖…小さじ1
・水…小さじ2
・いちじく…2コ
・柿…1/2
・ぶどう…8粒
・砂糖…大さじ1
<作り方>
(1)さつまいもは1cm角に切り、水にさらして水気を切ります。フルーツも食べやすい大きさに切っておきます。
(2)切ったさつまいもと水・砂糖をアルミホイルに入れて包みます。フルーツはアルミホイルにのせて砂糖をふりかけます。
(3)これらをグリルに入れ、強火で7分、フルーツを取り出し、さつまいもはさらに余熱で5分蒸らします。
スイーツにしては少なすぎる砂糖の量ですが、フルーツの甘さを最大限に引き出すので大丈夫。そのポイントがフルーツを「グリルで焼く」ことなんです。
加熱することで水分が抜けて甘みが凝縮されるのです。
選手にとって甘いものの中で食べても罪悪感が一番少ないのがフルーツ。果物をグリルで焼くことで、甘味がすごく増すんですよ。
果物を焼いている間にシロップをつくります。
●シロップ
<材料>
・しょうが(薄切り)…1かけ
・ハチミツ…40g
・水…100ml
<作り方>
(1)材料を鍋に入れて強火にかける。沸騰したら弱火にして3分煮る。
あとは、お好みでトッピングすれば豆花のできあがり!
つるんとした食感に甘みがぎゅっと詰まったフルーツがアクセントになってとってもおいしかったです。
この豆花は、温かくしても冷たくしてもおいしくいただけます。
旬の果物を使えば一年中おいしい豆花が楽しめます。ぜひ自分流の豆花を作ってみてください!
東京ガス管理栄養士の松田悠さんによると、高たんぱくな豆乳と、ビタミンや食物繊維の豊富な柿・さつまいも・いちじくなどの旬の食材をプラスすることで、栄養価がぐっと高まりとてもバランスのいいデザートになっているということです。
ぜひ、お試しください!