1. NHK
  2. 首都圏ナビ
  3. もっとニュース
  4. 東京都「都心部・臨海地域地下鉄」羽田空港アクセスは?りんかい線の東京臨海高速鉄道が運行担うことに

東京都「都心部・臨海地域地下鉄」羽田空港アクセスは?りんかい線の東京臨海高速鉄道が運行担うことに

  • 2024年2月2日

東京都は、JR東京駅付近から江東区の東京ビッグサイト付近までのおよそ6キロを結ぶ新たな地下鉄について、2040年までの開業を目指しています。この地下鉄の運行について、「りんかい線」を運営する「東京臨海高速鉄道」が事実上、担うこととなりました。都は今後、羽田空港へのルートとなる「りんかい線」との接続により、空の玄関口へのアクセスを向上させたい考えです。

「都心部・臨海地域地下鉄」2040年までの開業目指す

東京都の臨海部は、東京オリンピックの選手村跡地に整備されたマンション群、「晴海フラッグ」への入居が始まり、1万2000人が住む新たな街が誕生することになります。開発が進む臨海部と都心の間の交通網強化などを目的に、都は新たな地下鉄、「都心部・臨海地域地下鉄」について、2040年までの開業を目指しています。

りんかい線の東京臨海高速鉄道が事実上運行へ

この地下鉄について、都やJR東日本などが出資する第3セクターの「東京臨海高速鉄道」が事業の検討に入ることになり、事実上、運行を担うことになりました。

「東京臨海高速鉄道」は江東区新木場と品川区大崎を結ぶ「りんかい線」を運営していて、都は、新路線の終点となる東京ビッグサイト付近の駅をりんかい線「国際展示場駅」の近くに建設したいとしています。

羽田アクセス線はりんかい線経由も

また、JR東日本は2031年度に、羽田空港を発着する「羽田アクセス線」の開業を目指していて、このルートの中には「りんかい線」を経由するものがあります。
都は、今後、新たな地下鉄と「りんかい線」との接続により、臨海部から羽田空港とのアクセスを向上させ、さらなる発展につなげたい考えです。

“重要な路線 利便性が高まることは確実”

東京都 小池知事
「ベイエリアの鉄道網を充実させて、東京を魅力と活力にあふれた都市にしていく上で重要な路線となる。羽田空港との利便性を向上させることは、海外から来た人の都心部へのアクセスも容易になるなど、とにかく利便性が高まることは確実だと期待している」

ページトップに戻る