コンビニ大手のファミリーマートは、2024年1月29日から一部店舗でプラスチック製のスプーンやストローなどの有料化を始めました。プラスチックごみの削減が狙いで、コンビニ大手では初めてです。
ファミリーマートは、弁当やデザートなどを購入した人に無料で提供しているプラスチック製のスプーンとフォーク、ストローを1月29日から全国の100店舗で有料化し、4円から6円で販売しています。
東京・葛飾区の店舗では、入り口やレジに有料化を知らせるチラシなどが貼られ、店員が買い物客に説明していました。
会社は100店舗での有料化によって、プラスチックの使用量を年間およそ4トン削減できると見込んでいて、今後は順次、全国1万6000あまりの店舗へ有料化を広げていくことにしています。
ファミリーマート マーケティング本部 環境推進グループ 原田公雄さん
「さらなるプラスチック削減のためには有料化が必要で、しっかり告知してお客さんの協力を得ていきたい」
コンビニが無料で提供してきたスプーンやフォークなどをめぐっては、セブン-イレブン・ジャパンが植物由来の素材を30%配合したり、ローソンが持ち手に穴をあけたりして、プラスチックの使用量の削減を進めていますが、有料化はコンビニ大手では初めてで、業界に有料化が広がるか注目されます。
一部店舗でのスプーンなどの有料化について、ネット上にはさまざまな意見が書き込まれていました。
賛否だけではなく、対策を考え始めたという書き込みもありました。