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ことしの花粉予測2024 東京都内 スギ ヒノキ “飛散開始は例年より早い”

  • 2024年1月18日

2024年、ことしの春に都内で飛散するスギとヒノキの花粉の量などについて、医師や気象予報士などの専門家が予測した結果が1月17日、公表されました。東京都内で飛散する花粉の量は例年並みで、飛び始める時期は例年より1週間ほど早くなる見込みです。予測の内容をまとめました。

花粉症の有病率 環境省の花粉症マニュアルでは

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日本で花粉症の人がどのくらいいるのか、正確な人数はわかっていませんが、環境省の花粉症マニュアルによりますと、全国の耳鼻咽喉科医とその家族を対象にした全国調査では、花粉症の有病率は増加傾向となっています。

この調査での花粉症の有病率は、1998年には19.6%でしたが、2008年には29.8%、さらに2019年には42.5%となっていて、およそ20年間で2倍以上に増えています。

花粉の飛散 都内は去年の8割程度と予測

東京都は1月17日、医師や気象予報士などの専門家が、2024年、ことしの春に都内で飛散するスギとヒノキの花粉の量などについて予測した結果を公表しました。
それによりますと、花粉の量は過去10年で2番目に多く飛散した去年(2023年)の8割程度で、例年並みとなる見込みです。

花粉の量が多い日数は、23区では35日程度、多摩地域では40日程度と、去年と同程度かやや少なくなるということです。

花粉の飛散開始 例年より1週間早い

去年、東京都は、花粉の飛散開始について、2月10日から都内でスギ花粉が飛び始めたと発表しています。そしてことしは、花粉が飛び始める時期は早ければ2月8日ごろからとみられ、例年より1週間ほど早くなる見込みです。

専門家は1月と2月の気温が例年よりも高く予想されていることから花粉の飛び始めが早まると分析しています。

“症状が軽い段階から適切な治療を”

都は、マスクやメガネの着用や、家に入ったあとのうがいや手洗いなどの対策とともに、花粉症の症状が軽い段階から早めに適切な治療を受けることを呼びかけています。

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