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インフルエンザ患者数(2023-24)今季最多更新 群馬 栃木で警報レベル 埼玉など1都4県は注意報レベル

  • 2023年12月1日

インフルエンザの感染状況についてです。

全国の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、11月26日までの1週間で1医療機関あたり28.30人と、前の週からさらに増加し、今シーズンで最も多くなりました。

関東地方は、群馬県が33.46人、栃木県が30.58人と「警報レベル」とされる30人を超えたほか、埼玉県が27.50人、千葉県が26.81人、茨城県が21.82人、神奈川県が18.34人、東京都が16.38人と「注意報レベル」の10人を超えています。

インフルエンザ患者数

国立感染症研究所などによりますと、11月26日までの1週間に全国およそ5000か所の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は13万9914人で、前の週からさらに増加し、今シーズンで最も多くなりました。

1医療機関あたりでは前の週から6.64人多い28.30人となりました。

データを元に推計されるこの1週間の全国の患者数はおよそ95万人となっていて、ことし9月4日以降の累積の患者数はおよそ597万5000人と推計されています。

都道府県別に見ますと、北海道が51.9人、長野県が51.83人、佐賀県が49.67人、宮城県が43.78人、長崎県が43.67人、福岡県が41.44人などと、23の道県で「警報レベル」とされる30人を超えたほか、残る24の都府県すべてで「注意報レベル」の10人を超えています。

また、44の都道府県で前の週より患者の数が増加していて、全国的な拡大傾向が続いています。

関東地方の状況
▼群馬県 33.46人(前週24.15人)(前々週17.89人)
▼栃木県 30.58人(前週21.55人)(前々週16.82人)
▼埼玉県 27.50人(前週21.71人)(前々週22.31人)
▼千葉県 26.81人(前週21.84人)(前々週18.27人)
▼茨城県 21.82人(前週17.49人)(前々週16.44人)
▼神奈川県 18.34人(前週14.64人)(前々週12.53人)
▼東京都 16.38人(前週12.25人)(前々週11.46人)
※カッコ内の数字は、各週発表時のもの。

感染症に詳しい東邦大学の舘田一博教授は、インフルエンザの流行状況について次のように話しています。

舘田一博 教授
「全国的に警報レベルに近づきつつあり、北海道などでは1医療機関あたりの患者数は50人を超えている。例年は、年明けの1月末から2月にかけて感染者数のピークがみられることから今後も全国的に増加していくと予想される」

「リスクな高まる場面では適切にマスクを使ったり、換気に注意したりといった基本的な感染対策を行うほか、具合が悪いときには自宅で休んだり、早めに医療機関を受診したりしてほしい」

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