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茨城 鹿嶋市沖 右向きヒラメが 見分け方で左ヒラメに右カレイだったはずなのに…

  • 2023年11月8日

ヒラメとカレイは見た目がよく似ていますよね。
だから、見分け方として「左ヒラメに右カレイ」ということばがありますよね。

でも茨城県鹿嶋市の沖合で11月、これとは逆の「右向き」のヒラメが釣り上げられました。
地元の水族館は、遺伝的な要因で「右向き」になったのではないかとしています。

右向きのヒラメ

「右向き」の珍しいヒラメは、体長56センチで腹びれを下にしたときに顔が右にきます。

茨城県鉾田市に住む自営業の眞田知和さん(40)が、鹿嶋市の沖合10キロメートルほどの太平洋で11月3日に釣り上げました。

眞田さんは、船の上で釣ったヒラメに包丁を入れようとして角度が合わないことから顔の向きが通常と違うことに気がついたということです。

眞田知和さん
「ヒラメを回転させたり、自分自身が回ったりしてしまいました。子どものころから30年以上釣りをして、ヒラメはよく釣っているがこんなことは初めてです」

眞田さんは、珍しいと感じて大洗町にある「アクアワールド茨城県大洗水族館」に、このヒラメを持ち込み、水族館では口や歯の形からヒラメであることに間違いはないとしています。

「右向き」のヒラメは現在、公開されていませんが、水族館では、今後の様子を見て公開するか決めるということです。

茨城県大洗水族館の飼育員、濱野恭之さんは「珍しい魚は運ばれてくるが、右向きのヒラメはこの水族館では初めてだ。遺伝的な要因で右向きになったのではないか」と話しています。

鮮魚店「何万分の1の確率か」

11月3日、茨城県の鹿嶋市沖で見つかった「右向き」のヒラメについて、茨城県大洗町で鮮魚店を営む大川貴裕さん(41)は、次のように話しています。

大川貴裕さん
「18年間、水産関係に携わっていますが右向きのヒラメは、数年前に競りで1匹だけ紛れ込んでいたのを見たことがあります。確率で言っても、何万分の1とかそういう類いだと思います。一般の人は目が右向きだとカレイと思ってしまうと思うので、よくヒラメと気付いたなと思います」

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