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  • 2023年6月22日

コロナ定点把握 感染者数の前週比 東京 神奈川 埼玉 千葉 ~6月18日

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新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行後、感染者数の把握は一部の医療機関が1週間分を報告する定点把握となっています。東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1医療機関あたりの感染者数など、6月12日から6月18日にかけての1週間の状況をまとめました。 
(感染者数は自治体の発表時点)

東京都の感染者数 前週の比べ減少

東京都は22日、新型コロナの感染状況について、モニタリング項目を発表しました。それによりますと、定点把握の対象になっている都内419の医療機関のうち、414か所から報告があり、感染者数は6月18日までの1週間で2420人となりました。

1医療機関あたりでは5.85人と、前の週に比べて0.14人減っていて、6週間ぶりの減少となりました。 
また、6月19日時点の入院患者数は956人と、前の週に比べて76人減りました。

専門家 
「横ばいとなったが、今後の動向に十分な注意が必要だ。周囲の状況に応じて換気、手洗い、場面に応じたマスク着用など感染防止対策を心がけてほしい」

神奈川県の感染者数 前週と比べ増加

神奈川県は、6月18日までの1週間の新型コロナウイルスの定点把握による感染状況を22日公表しました。 
県内363の医療機関から2146人の新規感染者の報告があり、1医療機関あたりの平均は5.91人で、前の週から増加しました。

新規感染者数は、前の週と比べて5週連続で増加し、5類に移行してから初めての公表となった、5月8日の週と比べると2点5倍以上に増えています。

年代別では、10代が最も多く、次いで50代、20代の順になっています。

埼玉県の感染者数 前週と比べ増加

埼玉県が21日に発表した新型コロナの感染状況によりますと、6月18日までの1週間に、定点把握の対象になっている261の医療機関から新たな感染者として1832人の報告があり、1医療機関あたりでは7.02人となりました。 
前の週と比べて、1.08倍に増え、3週連続で増加しました。

年代別では、10代が最も多く407人、次いで50代が250人、20代が234人、10歳未満が220人、30代が215人などとなっています。

県衛生研究所 
「新型コロナの患者数は、増え方は緩やかだが増加傾向が続いており、注視したい」

千葉県の感染者数 前週と比べ増加

千葉県は21日、新型コロナウイルスの「定点把握」による感染状況を発表しました。6月18日までの1週間の1医療機関あたりの新たな感染者数は7.57人で、前の週から増加しました。 
年代別では10代が最も多く、次いで50代、40代となっています。

全国の感染者数 前週と比べ増加

厚生労働省によりますと6月18日までの1週間に全国およそ5000の医療機関から報告された新型コロナの患者数は前の週から2451人増えて2万7614人となりました。また、1つの医療機関あたりの平均の患者数は5.6人で前の週の1.1倍となりました。前の週から増加が続くのは11週連続となります。

都道府県別では多い順に、沖縄県が28.74人、鹿児島県が9.6人、千葉県が7.57人、愛知県が7.22人、埼玉県が7.02人などとなっていて、32の府県で前の週より増加しています。

厚生労働省 
「全国的に緩やかな増加傾向が続いているほか、5類移行の前後で単純に比較はできないものの沖縄県ではことし1月の第8波のピークに近い水準になっているため引き続き注視したい」

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