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  • 2023年4月3日

3月 卵卸売価格 2か月連続最高更新 値上がりいつまで?見通しは?〜少しの工夫でおいしい卵料理レシピも掲載〜

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3月の卵の卸売価格は飼料価格の高騰や鳥インフルエンザの感染拡大で、統計を公表している1993年以降最も高くなり、2か月連続で最高値を更新しました。

いつまで値段の高い状態が続くのかや、渋谷の料理教室で教えてもらった卵の量を減らしてもおいしく作れる卵料理のレシピなどを記事の後半部分にまとめました。

卵の価格 過去最高値2か月で更新

卵の卸売価格の目安となる「JA全農たまご」の東京地区でのMサイズ1キロあたりの3月の平均価格は343円と去年の同じ月と比べて148円、率にして75%あまり値上がりしました。

2月は327円と、統計を公表している1993年以降最も高くなりましたが、3月はそれを16円上回り、2か月連続で最高値を更新しました。

農林水産省によりますと、例年、卵の価格はクリスマスケーキやおせち料理向けの需要が多い12月をピークに下がる傾向にありますが、今シーズンは、ロシアによるウクライナ侵攻でとうもろこしなどの飼料価格が高騰していることや、年明け以降も鳥インフルエンザの感染拡大が続き、卵の出荷数が減少していることなどが要因だということです。

値上がり傾向は1年ほど続く?

今後の見通しについて、農林水産省は「当面は卵の値上がりの傾向が続く見込みで供給が回復するまでには半年から1年ほどかかる可能性がある」としています。

渋谷発 高騰続く卵 節約レシピ

卵の値上がりが続く中、調理師や野菜ソムリエなどの資格を持ち、渋谷区で料理の基礎からしっかりと学べる人気の料理教室「彩りクッキング」で日本料理や西洋料理、それに中華料理など教える小林ゆうさんに、おすすめの節約レシピを聞いてきました。

“フワフワ親子丼”の作り方

卵を使った料理と言えば、まず親子丼です。  
“ひと手間”加えるだけで、なんと卵1つで2人前ほどつくることができます。  
その調理方法をご紹介します。

主な材料(2人分)  
卵 1個   
鶏胸肉 80グラム   
厚揚げ 40グラム   
たまねぎ 1/4個   
親子丼のつゆ(しょうゆ・みりん・砂糖・お酒・だし)

卵を多く使うイメージのある親子丼。

節約ポイント(1)  
卵をメレンゲの状態にフワフワにすることで、少ない卵の量でもボリューム感がでて華やかに仕上がります。  
卵は、まず卵白をよく混ぜ、次に卵黄を加えます。  
ハンドミキサーでかき混ぜるとより簡単にできます。  
※最初に卵黄と一緒に混ぜると泡立ちが悪くなるので、はじめに卵白を混ぜます。

さらに具材もひと工夫します。

節約ポイント(2)  
鶏肉の一部を“厚揚げ”に変え、さらに節約できます。

そして、鶏肉と厚揚げを十分に煮込んだ鍋に卵を流し込み、鍋にふたをして1分から2分ほどで完成。

小林さんによりますと、卵1個で2~3人分の親子丼をつくることができるほか、オムレツもつくることができるということです。

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