野球のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックはアメリカ・フロリダ州の「ローンデポ・パーク」で決勝が行われ、日本が3対2でアメリカに勝って3大会ぶり3回目の優勝を果たしました。
日本は、1次ラウンドから負けなしの全勝での世界一奪還となりました。
1次ラウンドから決勝までの全試合の結果を振り返ると共に、首都圏にゆかりがある選手の活躍や各地の盛り上がりなどをまとめました。
!WBCの感動を再び!
WBC 2023 優勝の日本代表 帰国 “日本の野球史に残る世界一”
WBC 2023 決勝 日本 アメリカに3-2で勝ち 3大会ぶりの世界一
WBC 2023 日本 準決勝 決勝の日程 対戦相手メキシコ アメリカとは?
WBC 2023 日本準決勝の対戦相手 日程は メキシコ プエルトリコとは
WBC 2023 日本代表 ヌートバー選手 母親の出身地 東松山も応援
WBC 2023 日本準々決勝はイタリア 特徴 日程 1次ラウンド結果も
WBC 2023 侍ジャパン 周東選手に恩師エール 大会の見どころは?
WBC 2023 10日韓国 11日チェコ 12日オーストラリア 対戦相手の特徴? 勝利で歓喜!
WBC 2023 日本代表の試合日程と対戦相手は?注目選手やグッズは?
野球のWBCで3大会ぶりの世界一を目指した日本代表は、そうそうたるメンバーでした。
大リーグから大谷翔平選手やダルビッシュ有投手。日系選手として初の代表入りとなった大リーグ、カーディナルスのラーズ・ヌートバー選手に今シーズンからレッドソックスでプレーする吉田正尚選手。
日本のプロ野球から史上最年少の三冠王、村上宗隆選手や、2年続けて先発ピッチャーのタイトルを総なめにしている山本由伸投手。
それに去年、完全試合を達成した佐々木朗希投手と、各チームから精鋭が集まり「史上最強」とも言われました。
3大会ぶりの優勝を目指した侍ジャパン。東京ドームで行われた1次ラウンド初戦は中国と対戦しました。
初戦のマウンドを任されたのは、先発ピッチャー兼、3番・指名打者で出場した大谷翔平選手でした。大谷選手は1回から160キロ前後のストレートとキレのあるスライダーを中心に、4回途中まで1人のランナーも出さないピッチングを見せました。
バッターとしてもヒット2本、2打点の活躍でした。
また、母親・久美子さんの出身地が埼玉県東松山市のラーズ・ヌートバー選手は、1番センターで先発し、ヒット2本を打ち、好守備も見せ、チームの勝利に貢献しました。
試合は、牧秀悟選手のソロホームランなどで着実に得点を重ねた日本は、8対1で中国に勝って白星スタートを切りました。
東京・渋谷区にあるスポーツバーには、日本を応援しようと、会社員や大学生などおよそ30人のファンが集まり、満席となりました。
大谷翔平選手がツーベースヒットを打って2点を追加すると、大きな歓声が起き、ガッツポーズをして喜ぶファンもいました。
そして、8対1で試合を終えると、拍手やグータッチをして白星スタートを喜び合っていました。
1次ラウンドの第2戦は、WBCでの対戦成績が4勝4敗の五分の韓国との対戦でした。
先発したのはダルビッシュ有投手。
3回にツーランホームランを打たれるなどして3点を奪われます。
しかし、その直後の3回ウラに1番のヌートバー選手と千葉県出身の2番の近藤健介選手の連続タイムリーで1点差に迫りました。
その後も打線の勢いは止まらず、近藤選手のホームランや大谷選手のタイムリーなどヒット13本をマークした。
守りでは、神奈川県出身の松井裕樹投手も4人目としてマウンドに上がり、この回を3人で抑えました。
試合は、日本が13対4で韓国に勝ちました。
1次ラウンドの第3戦はチェコとの対戦でした。
東日本大震災から12年となる3月11日、岩手県陸前高田市出身の佐々木朗希投手がに先発しました。
佐々木投手は、1回に味方のエラーで1点を先制されましたが、その後は、160キロ台のストレートに140キロ台のスライダーとフォークボールを織り交ぜて追加点を許さず、球数制限のため4回途中66球を投げ、1失点、8つの三振を奪いました。
打線は1点を追う3回にツーアウト一塁二塁として、5番の吉田正尚選手の2点タイムリーツーベースで逆転に成功しました。
その後も1番のヌートバー選手の2試合連続となるタイムリーヒット、2番の近藤健介選手と、3番の大谷翔平選手の2者連続となるタイムリーツーベースなどで得点を重ね、10対2でチェコに勝ちました。
日本は、1次ラウンドの最終戦でオーストラリアと対戦しました。
日本は1回にノーアウト一塁二塁の場面で3番の大谷翔平選手。
ライトスタンド後方の看板を直撃するスリーランホームランを打って先制しました。
さらに2回には、ワンアウト三塁として1番のヌートバー選手のタイムリーヒットと、2番の近藤健介選手のタイムリーツーベースで2点を加えました。
先発の山本由伸投手は、150キロ台の速球に加え、フォークやカットボール、それに、120キロ台のカーブを組み合わせる多彩な投球を見せて相手打線を封じました。
投手陣は、5回から2人目で登板した高橋奎二投手が2イニングを投げて無失点と好投するなど、投手リレーで相手打線の反撃を1点に抑えて日本が7対1で勝ちました。
1次ラウンド全勝の日本は、準々決勝でイタリアと対戦しました。
先発ピッチャーは大谷翔平選手。ピッチャー兼、3番指名打者で出場しました。大谷選手が1回から160キロ前後のストレートやキレのあるスライダー、それにスプリットを投げ分けて、試合の流れを作るピッチングを見せました。
バッターとしても、3回に1アウト一塁の場面で相手の意表を突くセーフティーバントでチャンスを広げると、続くバッターの内野ゴロの間に三塁ランナーがかえり、日本が1点を先制しました。
さらに、2アウト一塁二塁として6番の岡本和真選手がスリーランホームランを打って、日本がこの回4点を奪いました。
しかし、4回まで無失点だった大谷選手。
5回に2つのデッドボールとヒットで2アウト満塁のピンチを迎え、イタリアの3番、ドミニク・フレッチャー選手にタイムリーヒットを打たれて2点を返され、ここでマウンドを降りました。
大谷選手は5回途中71球を投げて2失点、ヒット4本、三振5つでした。
大谷選手のあと、2人目で登板した伊藤大海投手は続くバッターをショートフライに打ち取ってピンチを切り抜けます。
すると、そのウラ、村上宗隆選手や岡本選手のタイムリーで3点を加えて日本がイタリアを再び引き離しました。
日本は7回から4人目で登板したダルビッシュ有投手など5人の投手リレーで、相手の反撃を許さず9対3で勝って準決勝進出を決めました。
東京・港区に設けられたパブリックビューイング会場にはおよそ300人のファンが集まり選手たちを応援しました。
3回、岡本和真選手がスリーランホームランを放つと、集まったファンのほとんどが立ち上がって喜びました。
このあと日本は2点差まで詰め寄られますが不振が続いていた村上宗隆選手の今大会初のタイムリーで貴重な追加点をあげると飛び跳ねながら歓声を上げる人もいました。
そして9回、「あと1球」コールが起こるなか日本が勝利を収めると会場のファンたちハイタッチを交わして喜びを分かち合っていました。
日本が準決勝で対戦したのは、1次ラウンドでアメリカに勝ち、準々決勝では強豪のプエルトリコを相手に逆転勝ちするなど勢いに乗っていたメキシコでした。
先発は佐々木朗希投手。1次ラウンドのチェコ戦以来となる先発のマウンドでした。
初回は、メキシコの先頭バッターを163キロの速球で空振り三振、2番はレフトフライ、3番を変化球で空振り三振に打ち取り、上々の立ち上がりを見せました。
ところが、4回表。
ツーアウトで迎えた4番バッターを163キロの速球で詰まらせましたが、これがヒットになると、続く5番バッターには内野安打を許しました。
そして一塁二塁となって6番バッターへの2球目が甘く入りレフトスタンドに運ばれスリーランホームランで3点を失いました。
3点を先制された日本は、5回と6回に満塁のチャンスを作ったものの得点を奪えませんでした。
しかし、7回。2アウト一塁二塁として4番の吉田正尚選手がスリーランホームランを打って3対3の同点に追いつきました。
直後の8回に、2人目の山本由伸投手が1アウト二塁の場面で、2番のバデューゴ選手にタイムリーツーベースを打たれて3対4と勝ち越しを許し、さらに3人目の湯浅京己投手が、2アウト二塁三塁として5番のパレデス選手にタイムリーヒットを打たれ3対5と点差を広げられました。
打線はそのウラに1アウト二塁三塁として代打の山川穂高選手の犠牲フライで1点を返しました。
さらに日本は9回、この回先頭の大谷翔平選手がツーベースヒット。
続く吉田選手がフォアボールを選びチャンスを広げると、ノーアウト一塁二塁の場面で5番の村上選手がツーベースヒットを打って2人が返り、6対5でサヨナラ勝ちしました。
劇的な勝利から一夜明けて迎えた決勝。相手は大会2連覇を目指すアメリカでした。
試合は、2回にソロホームランで先制された日本は、そのウラ。
準決勝でサヨナラ勝ちに貢献した先頭の5番村上宗隆選手が初球のストレートを捉え、ソロホームランで同点に追いつくと、その後、満塁のチャンスを作って1番ヌートバー選手の内野ゴロの間にランナーがかえり1点を追加して勝ち越しました。
また4回ウラに、先頭の岡本和真選手がスライダーを捉えてソロホームランを打って1点を追加し、リードを2点に広げました。
8回には6人目でダルビッシュ有投手がマウンドに上がり、ワンアウトから5番のシュワーバー選手にホームランを打たれて1点差に迫られました。
そして9回には、大谷翔平選手がマウンドに上がり先頭をフォアボールで出しましたが、1番のベッツ選手をダブルプレーに打ち取りました。
そしてエンジェルスのチームメート、2番トラウト選手との対戦となりましたが、フルカウントから最後はスライダーで空振り三振を奪って3対2で勝ちました。
この結果、日本は3大会ぶり3回目の優勝を果たしました。
今大会のMVP=最優秀選手には日本の大谷翔平選手が選ばれました。
大谷選手は、1次ラウンドの中国戦と、準々決勝のイタリア戦でピッチャーとして2勝をあげたほか、バッターとしても1次ラウンドのオーストラリア戦で、東京ドームの看板を直撃するスリーランホームランを打つなど3番として打線を引っ張りました。
日本からMVPが選ばれるのは、第1回と第2回大会で選出された松坂大輔さん以来となります。
!WBCの感動を再び!
WBC 2023 優勝の日本代表 帰国 “日本の野球史に残る世界一”
WBC 2023 決勝 日本 アメリカに3-2で勝ち 3大会ぶりの世界一
WBC 2023 日本 準決勝 決勝の日程 対戦相手メキシコ アメリカとは?
WBC 2023 日本準決勝の対戦相手 日程は メキシコ プエルトリコとは
WBC 2023 日本代表 ヌートバー選手 母親の出身地 東松山も応援
WBC 2023 日本準々決勝はイタリア 特徴 日程 1次ラウンド結果も
WBC 2023 侍ジャパン 周東選手に恩師エール 大会の見どころは?
WBC 2023 10日韓国 11日チェコ 12日オーストラリア 対戦相手の特徴? 勝利で歓喜!
WBC 2023 日本代表の試合日程と対戦相手は?注目選手やグッズは?