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東京五輪パラ選手村HARUMI FLAG再開発 超高層マンションはいつ?

  • 2023年1月11日

「HARUMI FLAG」再開発のシンボルで、地上50階建ての超高層マンションが2023年6月下旬から始まります。新型コロナの影響で、1年遅れで開催された東京オリンピック・パラリンピックの選手村を活用した再開発や、臨海部と都心を結ぶ新たな地下鉄計画の動きなどをまとめました。

選手村跡地の再開発「HARUMI FLAG」

東京・中央区の晴海地区では、東京オリンピック・パラリンピックの選手村の建物や周辺の土地を活用し、「HARUMI FLAG」という新たな街をつくる再開発事業が進んでいます。ここには23棟のマンションが整備され、分譲と賃貸を合わせて5600戸余りが供給されます。

再開発シンボルの超高層マンション 6月販売へ

このうち、大会の終了後から新たに建設が始まり再開発のシンボルとなる地上50階建ての2棟の超高層マンションの概要が発表されました。

2025年の秋に完成し、同じ年の10月下旬の入居開始を予定していて、第1期の販売はことし6月下旬から始まることになりました。総戸数は1455戸で、販売価格は2023年4月に公表されるということです。

販売開始済の分譲マンション 平均30.2倍

三井不動産によりますと、この再開発ですでに販売が始まっている分譲マンションには購入の申し込みが相次いでいて、直近では平均倍率が30.2倍、最も人気が高い部屋では191倍になっているということです。

販売を担当する三井不動産レジデンシャルの古谷歩さんは、「東京の湾岸エリアの最前列に立つランドマークとしてふさわしいデザインにした。多くの人に眺望を楽しんでほしい」と話しています。

晴海地区など臨海部 都心を結ぶ交通網は

人口増加が見込まれる晴海地区をめぐっては都心部を結ぶ交通網として東京都が新たな地下鉄の事業計画案を公表しています。
事業計画案がまとまったのは仮称・「都心部・臨海地域地下鉄」で、JR東京駅付近から江東区の東京ビッグサイト付近までのおよそ6キロを結びます。

東京都 新たな地下鉄の事業計画案

新たな地下鉄は「東京駅」を起点に、臨海部に向けておよそ1キロごとに「新銀座駅」、「新築地駅」、「勝どき駅」、「晴海駅」、「豊洲市場駅」、そして、「有明・東京ビッグサイト駅」のあわせて7駅の新設が検討されています。

都は、狙いについて、選手村跡地のマンション群の分譲などによる人口増加に加え、主要ターミナルの東京駅周辺から国際的な商業イベントが行われる東京ビッグサイトまでを直接結んでビジネスマンの利便性を高めることなどを挙げています。
また、首都圏の国際競争力をより強化するため、羽田空港への接続を今後、検討するということです。

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