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はがきや手紙 翌日配達なくなる “普通郵便の配達は1~3日長く”

  • 2024年2月22日

投函翌日に届くこともあった普通郵便ですが、翌日配達のサービスは原則なくなりました。さらに日本郵便は、2024年4月から、ゆうパックと速達郵便の配達にかかる日数が、一部の地域で最大、半日程度長くなると発表しました。
【2024年2月 追記】

翌日配達のサービス原則なしに

同じ都道府県内や近隣の県などに送る場合だと、投函の翌日に届くこともあったはがきや手紙などの普通郵便。翌日に届くサービスが原則としてなくなることが明らかになった2022年2月、SNS上では様々な声が上がりました。

確定申告の時期なのに
全国一律料金でこれまでが過剰サービスでは
毎日使うので翌日配達なしは辛い
急ぐものはメールや速達で済むのでは
木曜日に出すと到着は月曜日?
コスト削減や働き方改革になるからよいと思う

普通郵便の配達期間 1~3日長くなることに

日本郵便は、はがきや手紙などの普通郵便について、深夜から早朝にかけて行ってきた仕分け作業を、2022年2月末までに全国の郵便局で順次、日中の時間帯に移し、投かんの翌日に届くサービスは原則なくなりました。
会社によりますと、配達にかかる日数は、深夜の仕分け作業の取りやめと、2021年10月から行っている土曜日の配達休止により、従来よりも1日から最大で3日、長くなるということです。

宅配便部門の従業員を増やす

日本郵便では仕分けや配達業務の一連の改革を通じ、人手不足の解消やコスト削減につなげるとともに、ネット通販の利用の拡大で取り扱いが増える宅配便部門の従業員を増やすことにしています。

斎藤貴 郵便・物流事業企画部長
「社会環境の変化や郵便に対するニーズを踏まえサービス水準の見直しをさせていただいきました。郵便サービスを将来にわたって安定的に提供していくということとともに、どんどん増加する荷物の宅配需要に適切に対応していくために必要な見直しです。ご利用の皆様には、ぜひ御理解をお願いしたいと考えています」

ゆうパックと速達郵便の配達 最大半日長く

日本郵便は、2024年4月1日からゆうパックと速達郵便の配達にかかる日数を見直すと発表しました。
一部の地域では最大、半日程度長くなるということで、たとえば、午前中に東京都内の郵便局から山口県内に宛ててゆうパックを出した場合、これまでは翌日の午後に届いていましたが、4月以降は、翌々日の午前中の到着になるということです。

これまで1人のドライバーが運んでいたルートを時間外労働の規制強化を受けて、今後は、途中で別のドライバーが運転する車に引き継ぐなどして対応することから、積み替えに必要な時間などがかかるためとしています。

 

日本郵便によりますと、今回の見直しで、配達日数が長くなるのは、ゆうパック全体の3.4%程度、速達郵便では0.2%程度に相当するということです。

また、ゆうパックの配達希望時間も、夜間は、これまで「午後7時から9時」と「午後8時から9時」の2つの時間帯が選べたものを2024年10月1日からは、「午後8時から9時」の時間帯は廃止するということです。

日本郵便
「一部の地域の方には、ご迷惑をおかけしますが、法令に対応するためやむをえず判断した。ご理解いただきたい」

【追記 2024年2月】。

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