東京都内では15日、新型コロナウイルスに1052人が感染していることが新たに確認されました。また、都は、感染が確認された20人が死亡したことを明らかにしました。このうち、3人が自宅療養中に亡くなったということです。年代や感染経路別など詳細情報です。
東京都は15日、都内で新たに1052人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。感染が確認されたのは、10歳未満から90代までの男女で、1週間前の水曜日より782人減りました。前の週の同じ曜日を下回るのは24日連続です。
15日までの7日間平均は1132.0人で、前の週の55.5%です。7日間平均が前の週を下回るのは22日連続で、感染確認の減少が続いています。
都内で感染が確認されたのは36万8950人になりました。
感染が確認された1052人の年代別の内訳です。
10歳未満 78人
10代 77人
20代 267人
30代 213人
40代 188人
50代 135人
60代 46人
70代 24人
80代 16人
90代 8人
「家庭内」314人
「職場内」 68人
「施設内」 64人
「会食」 9人など
15日時点で入院している人は、14日より238人減って3097人で、「現在確保している病床に占める割合」は47.0%です。割合が50%を下回るのはことし7月27日以来です。
都の基準で集計した15日時点の重症の患者は、14日より10人減って198人でした。200人を下回るのは8月11日以来です。
重症患者用の病床に占める割合は39.4%です。
重症患者の年代別
20代 6人
30代 8人
40代 25人
50代 82人
60代 45人
70代 28人
80代 4人
都は、自宅療養中に亡くなった3人を含む、感染が確認された男女あわせて20人が死亡したことを明らかにしました。
〇自宅療養 50代男性
自宅療養中に亡くなった3人のうち、1人暮らしをしていた50代の男性は、7月24日に感染が判明して保健所からの健康観察を毎日、受けていました。
しかし、感染が分かった4日後に電話が通じなくなり、保健所の職員が自宅を訪問しても応答がなかったことから警察が立ち入ったところ、亡くなっているのが確認されたということです。
〇自宅療養 30代男性
30代の男性は、自宅療養中の8月20日に熱が下がらないことを訴えてみずから救急搬送を要請しました。
しかし、救急隊が自宅に到着した時にはすでに亡くなっていたということです。
今回の第5波で、8月以降、自宅療養中に亡くなった人はこれで43人になりました。
また、亡くなった20人のうち70代の男性は、ワクチンの接種を2回受けていました。
2回接種したあとに亡くなった人は7月19日以降、都が把握しているだけで34人だということです。
都内で感染して死亡した人は2712人になりました