東京都内では10日、新たに1242人の感染が確認されました。
1週間前の金曜日の半数以下となり、減少傾向が続いていますが、都の担当者は「最も懸念していることは『感染者が減っているのでもう問題ない』と気が緩むことだ」として、引き続き徹底した感染防止対策をとるよう協力を呼びかけています。年代や感染経路別など詳細情報です。
東京都は、10日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女あわせて1242人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
1週間前の金曜日より1297人減って半数以下となりました。前の週の同じ曜日を下回るのは19日連続です。10日までの7日間平均は1651.9人で前の週の57.0%となり、17日連続で前の週を下回りました。
都の担当者
「減少してきたとはいえ、感染者はまだ4桁だ。最も懸念しているのは、『感染者が減っているのでもう問題ない』として気が緩むことで、減少を続けてきたこれまでの努力をむだにしないためにも、感染防止対策を続けてほしい」
都内で感染が確認されたのは36万3943人になりました。
感染が確認された1242人の年代別の内訳です。
10歳未満 106人
10代 98人
20代 330人
30代 222人
40代 210人
50代 142人
60代 65人
70代 49人
80代 16人
90代 4人
「家庭内」 351人
「職場内」 94人
「施設内」 33人
「会食」 6人など
10日時点で入院している人は、9日より155人減って3754人でした。「現在確保している病床に占める割合」は57.0%です。
都の基準で集計した10日時点の重症の患者は9日より8人減って243人で、重症患者用の病床に占める割合は48.3%です。
重症患者の年代別
20代 5人
30代 13人
40代 31人
50代 101人
60代 53人
70代 37人
80代 3人
都は、感染が確認された40代から90代の男女15人が死亡したことを明らかにしました。
このうち60代の女性は、軽症と判断されて自宅で療養していましたが、療養をはじめて2日目に部屋で倒れているのを家族が見つけたということです。
亡くなる前日の保健所の健康観察では症状の悪化は確認されていなかったということです。
今回の第5波で8月以降、自宅で療養中に亡くなった人は35人になりました。
また、80代の男性1人はワクチンの接種を2回受けていました。
2回接種したあとに亡くなった人は7月19日以降、都が把握しているだけで27人だということです。
これで都内で感染して死亡した人は2628人になりました。