特殊詐欺の被害を防ぐ“日頃の会話” 警視庁築地警察署から感謝状【動画あり】

詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害！」です。
今回はタクシードライバーが乗客との会話のなかで詐欺に気づき、被害を防いだ事例を紹介します。

詐欺被害を防いだタクシードライバー

4月、警視庁築地警察署で感謝状の贈呈式が開かれました。
感謝状を受け取ったのは、タクシードライバーの鈴木誠さんです。

鈴木さんは3月、80代の女性の客を乗せて近くの銀行に向かっていました。
車内での会話の中で、女性が、銀行の職員を名乗る人物から「医療費の給付金を受け取る手続き」として、ATMに向かうよう電話で指示を受けたことを知りました。

不審に思った鈴木さん。
警視庁に通報するとともに、タクシーを降りた女性を追いかけて説得。
詐欺の被害を未然に防ぐことができました。

タクシードライバーの鈴木誠さん
「女性を降ろしてそのまま帰ってしまうと後悔すると思いました。女性も不安があって、話しかけてくれたのだと思う。被害を防げてよかったです」

今回のポイントはこちら…「日頃の会話で被害を防ごう」

家族や周りの人と声をかけあって特殊詐欺の被害を防ぎましょう。
少しでも不審に思ったら警察に相談するよう促してください。