詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」です。
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「封筒を開けないでに注意」です。
東京都内の殊詐欺被害
「屋根が壊れているに注意」
「不審な自動音声の電話に注意」
「上司の息子に渡してに注意」
「近所の声かけで被害を防げ」
2月、東京・北区の80代の女性の自宅に警察官を名乗る複数の人物から「キャッシュカードを不正に利用していた犯人を捕まえた。あなたのカードを調べる必要がある」などと電話がありました。
その後、警察官を名乗る男が自宅を訪れ、キャッシュカード2枚を封筒に入れるよう指示。
そのうえで、「封筒を開けないで大事に保管しておいてほしい。封をするために、はんこが必要だ」などと言ってきたということです。
女性が、はんこを取りに行こうと目を離した隙に封筒が別のものとすり替えられ、口座からは現金90万円以上が引き出されてしまったということです。
きょうのポイントはこちら…「封筒を開けないでに注意」
キャッシュカードを封筒に入れさせてだまし取るのは詐欺の典型的な手口です。
詐欺グループは「捜査のため後日受け取りに来る」などと理由をつけて封筒を開けさせないようにし、詐欺の発覚を遅らせようとします。
警察官が封筒にキャッシュカードを入れて保管させることはありません。
「キャッシュカードを確認に行く」などと電話で告げられた場合は、詐欺を疑ってすぐに家族や警察に相談してください。