詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」です。
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「カードに切り込み」に注意です。
神奈川県の特殊詐欺被害
「 “携帯がハッキング…”」
「暗号資産を始めたに注意」
「口座が不正に使われているに注意」
「かばんを盗まれたに注意」
去年12月、神奈川県平塚市の80代の女性の自宅に、クレジット協会の職員を名乗る男から「キャッシュカードが不正に作られている」と電話がかかってきました。
男は、さらに「今のカードを使えなくする必要があるので、職員が自宅に訪問します」などと言うのです。
しばらくすると、女性の自宅に職員を名乗る男が訪ねてきて、カードを使えなくするためだとして、女性のキャッシュカードにはさみで切り込みを入れて封筒にしまいました。
そのあと、男は女性が目を離した隙にあらかじめ用意していた別の封筒とすり替え、女性はカードをだまし取られてしまいました。
皆さんへのお願いです。「カードに切り込みに注意」
これは、切り込みを入れるところを見せて「カードは使えなくなった」とあなたに思い込ませる詐欺の手口です。
しかし、切り目があってもICチップなどに傷がなければ、カードは使えるため詐欺グループに悪用され現金が引き出されてしまうおそれがあるんです。
大切なキャッシュカードを、見ず知らずの人には絶対に渡さないでください。
不審な電話がかかってきたら、警察や家族にすぐに相談してください。